日本の古典文学や歴史にはうといわたし。そんなわたしが「土佐日記」に手を出してみたのは角川ソフィア文庫だから。
ここが出している本は古典であっても、初心者でもわかりやすく現代訳と解説が原文とともに載っているから。
そして、この「土佐日記」の紹介文がいい。「笑いあり、涙あり、スリルあり、そして作品全編に...
日本の古典文学や歴史にはうといわたし。そんなわたしが「土佐日記」に手を出してみたのは角川ソフィア文庫だから。
ここが出している本は古典であっても、初心者でもわかりやすく現代訳と解説が原文とともに載っているから。
そして、この「土佐日記」の紹介文がいい。「笑いあり、涙あり、スリルあり、そして作品全編に...
ピーター・スワンソンは大好きな欧米作家の一人。読み始めたら、じわじわと真綿で首を絞められているような感覚で主人公といっしょに慄くことになる。
続きが気になって徹夜しそうになったよ。
これまでに翻訳された彼の作品でハズレはなし。これってすごいと思う。
邦訳されていない作品もまだ3作品あって、現在も執筆...
恒川光太郎氏は個人的にベスト3に入る大好きな作家。
中でもお勧めなのが「金色機械」と「スタープレイヤー」
どちらも大人が読んでわくわくする御伽噺と言えるかも。「金色機械」は登場人物それぞれが善でも悪でもなく迷いながらも自分の生きる道を見出そうとあがく様に共感。
とくに、「鬼御殿」の頭領の息子に生まれ...
美しいタイトルということで、いつも思い出すのが大島弓子の「雨の音がきこえる」。少女と母親の確執のお話なんだけど、ラストは雨と涙で浄化される。名作。
最近気になっているのが坂本龍一の「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」というエッセイ。タイトルだけで胸にぐっとくるものがある。
「新世界より」貴志祐介著
「構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的大傑作」という謳い文句は決して誇張ではない。個人的に自分が読んだSFベスト3に入る。ちなみにあと2作は小林泰三の「αΩ」、劉 慈欣の「三体」4位にはアンディ・ウィアーの「プロジェク...