こんなにも静かに雨が降り続く日あなたの足音が不意に耳に響く
それは私にしか分からない音瞬間に心が半分とける
甘い香りがする炎天下に晒されたソフトクリームのよう
昨日帰宅時ケーキ屋さんの前で足が止まった
耳元で誰かがケーキを買えと言うショートケーキとチョコレートケーキを買った
こんな雨の日にあなたはや...
こんなにも静かに雨が降り続く日あなたの足音が不意に耳に響く
それは私にしか分からない音瞬間に心が半分とける
甘い香りがする炎天下に晒されたソフトクリームのよう
昨日帰宅時ケーキ屋さんの前で足が止まった
耳元で誰かがケーキを買えと言うショートケーキとチョコレートケーキを買った
こんな雨の日にあなたはや...
長く続く舗道を歩く春の風が優しく吹いている
わたしの手のひらに舞い落ちてきた一枚の桜の花びら
そっと握りしめ寂しげに空いていたベンチに一人座る
桜の花が咲いている幾重にも花が重なりそれは続いている
くすんだ赤い円柱型の古いポストが淡いピンクの景色の中にポツンとある
目の前を通り過ぎる人たち独りで二人...
ねぇもう少し一緒に歩きませんか
クリスマスの雪の中を
このカードをあなたにあげる
小さな紙だけど僕の精一杯の想いをしたためてある
受け取ってくれますか
薄い紙だけど僕の精一杯の愛をしたためてある
読んでくれますか小さくて薄い紙だけど
メリークリスマス
手を繋いでもいいですかこの街をどこまでも歩き...
目をつぶる冷たい空気が肌に触れる
雨の音が静かに聴こえるそれは雪になるかもしれない
あの時のように
12月の夜メサイヤが流れていた
あなたの冷たい指が私の唇に触れた
寂しげな瞳白い息が抜ける
それは一人一人になる瞬間
振り返ることなく去って行くあなたを
追いかけるように雨が白い雪に変わる
唇に残る冷...
優し気な秋の日差しのなか暖かさを感じながらのんびりと歩いていた
市役所への長く続く花壇には色とりどりの花が咲いている
何気なく見ているとおやっと思った
木で出来た小さな15センチくらいの家のオーナメントがあった
赤い屋根ちょっとすすけた小さなカワイイ家だ
入り口の扉が開いていた私はしゃがんで中を覗い...