あはれとも いふべき人は 思ほえで
身のいたづらに なりぬべきかな
現代語訳
私のことをかわいそうにといってくれるはずの人は思い浮かばず、はかなく死んでいくのだろうなあ。
作者
謙徳公 (けんとくこう)藤原伊尹 (ふじわらのこれただ・これまさ) 924~972 平安中期の貴族、歌人。『後撰集...
最近、詩を書き始めました
よんでみてちょー
ちなみに恋の詩とかがおおいかなw
あはれとも いふべき人は 思ほえで
身のいたづらに なりぬべきかな
現代語訳
私のことをかわいそうにといってくれるはずの人は思い浮かばず、はかなく死んでいくのだろうなあ。
作者
謙徳公 (けんとくこう)藤原伊尹 (ふじわらのこれただ・これまさ) 924~972 平安中期の貴族、歌人。『後撰集...
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし
われならなくに
現代語訳
陸奥のしのぶずりの模様のように心が乱れはじめたのは誰のせいか。私のせいではないのに。
作者 河原左大臣 (かわらのさだいじん)源融 (みなもとのとおる) 822~895 嵯峨天皇の皇子で臣籍降下し、源の姓を賜る。六条河原...
住の江の 岸による波
よるさへや 夢の通ひ路
人めよくらむ 現代語訳住の江の岸には昼夜を問わず波が打ち寄せてくる。夜に見る夢の中でさえ、あなたが私のところに通ってくれないのは、人目を避けているからだろうか
作者藤原敏行朝臣 (ふじわらのとしゆきあそん)藤原敏行 ?~901? 平安前期の歌人、能書...
月見れば ちぢにものこそ
悲しけれ わが身一つの
秋にはあらねど
現代語訳月を見ると、いろいろと物事が悲しく感じられる。私ひとりの秋ではないのだが。
作者大江千里 (おおえのちさと)生没年不詳。平安前期の歌人、漢学者。中古三十六歌仙の一人。在原行平・業平の甥。宇多天皇の勅命により『句題...
筑波嶺の 峰より落つる
男女川 恋ぞ つもりて
淵となりぬる
現代語訳筑波山の峰から落ちる男女川の水かさが増えるように、私の恋心も積もりに積もって淵のように深くなってしまった。 作者 陽成院 (ようぜいいん)陽成天皇。868~949 在位876~884 第57代天皇。9才で清和天皇から譲位されて...