Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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雨粒

いつも始まりは雨そんな歌を聞いた一本の雨傘に二人あなたの肩が濡れているそんな雨の日ももう忘れた

道を通る車のしぶき足下を濡らすそれはあの頃も走っていた道そんなことにさえ気づかずに遅れまいと走った道だった

こんな日は外には出たくない足は重く気持ちは沈み何をしようとしているのだろうあの傘が忘れられな...

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潮の香

あなたは好きだったわね海に近い公園のベンチで何も言わずに座ってそれでも二人はつながっていたわねもう何年前のことだろう

あなたは好きだったわね道を外れた隠れ家のようなカフェいつもあなたは5分前に来て私も5分前に来て同じことをするねって笑ったわね

私も好きだったわあなたの笑顔も暖かぬくもりもでも知っ...

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深秋「

冬の風は冷たいけれど深秋の風も肌を刺すもうすっかり葉を落とした木々の足下にさわさわと葉音を鳴らして小さな渦を作る

こんな小さな渦に吸い込まれるのは何あなたへの愛か辛かった日々の涙か風で封印していた枯葉も飛び去って覗き込んでも真っ暗のまま

繋いであるいたあなたの手は大きくて暖かでそのぬくもりを信じ...

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速足のクリスマス

まだクリスマスまで1か月あるのに街にはそこここにひっそりと置かれたオーナメント二人で過ごしたクリスマスはたった1回だけだけど思い出してはため息が出る

何が欲しい?お互いにプレゼントのもの選び私にはあなたがいればいいあなたもそう思っていたはずそれは思い込みだったのだろうか

ホワイトクリスマスになれ...

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T夜行列車

初めての夜行列車の旅眠れないままに車窓からの外を見る暗くて明かりは転々としてもうお休みと声をかけるでもまだ私の旅は始まったばかり

こんな日が来るとは思わなかったいつかあなたと乗りたかった終着駅はいったいどこ当てなどない旅だけどやがてどこかに降りるのだろう

列車は走る誰の心も眠りにつこうとも自分の...

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