太宰治 著
『女生徒』を読みました。
本書の存在は前々から知っていたのだけれど
題名を目にすると
背徳的なイメージとか
ドラマ『高校教師』のようなイメージとかを
勝手に思い浮かべてしまって
今まで読むのを避けてきたのだけれど
とんだお門違いであったことを
思い知ったのでした。
女性の独白体で
女性自...
主に読書とか映画とかの感想です。
太宰治 著
『女生徒』を読みました。
本書の存在は前々から知っていたのだけれど
題名を目にすると
背徳的なイメージとか
ドラマ『高校教師』のようなイメージとかを
勝手に思い浮かべてしまって
今まで読むのを避けてきたのだけれど
とんだお門違いであったことを
思い知ったのでした。
女性の独白体で
女性自...
ミシェル・ウエルベック 著
『服従』を読みました。
少し硬めの内容の物語が読みたくなり
いくつかの海外文学の批評サイトで
おすすめ本として掲載されていたので
読みはじめたのだけれど
「少し背伸びしすぎたかなぁ・・」と
少し後悔したのでした。
フランスの大統領選挙で
イスラム穏健派の候補が当選し
それ...
恩田陸 著
『光の帝国 常野物語』を読みました。
前々から
『蜜蜂と遠雷』を読みたいと思っているのだけれど
いまだ文庫化はされておらず
「小説は文庫本しか買わない!」と
なんとなくポリシーを掲げている
なんとなく文庫本コレクターの私としては
単行本を買うことは我慢しつつも
なにか代わりの恩田作品の...
J.M. クッツェー 著
『恥辱』を読みました。
恥辱・・
ネガティブでどこか刺激的な響きをもつ
そのタイトルと
エロティシズムを感じさせる
表紙カバーに惹かれ
昼ドラのような愛憎劇を想像しながら
読みはじめたのだけれど
けっこう硬派な
リアリズム小説でした。
南アフリカの大学で教鞭をとる男性が...
村田沙耶香 著
『コンビニ人間』を読みました。
私も含め多くの人々は
大なり小なり『世間体』というものに
気を配りつつ生活しているわけで
この小説は
『世間体』をあらためて認識させ
『世間体』へのアンチテーゼとして
心に刺さりました。
大学生の頃から
同じコンビニで18年間バイトをし続けている女...