不安定で不完全な僕が
不平等で不定期に愛をばら撒く君を好きになって
さんぜんひゃくごじゅうごまんろくせんきゅうひゃくにじゅうろくびょう、経った
僕が君と出逢ったのは、桜舞い散る、並木道
君が僕と出逢ったのは、一人で歩く、帰り道
春色の風が、哀しくなるほど君を称えていた
やわらかな...
大人なんかきらいだ。だけどどうしよう。私、大人になっちゃった。
不安定で不完全な僕が
不平等で不定期に愛をばら撒く君を好きになって
さんぜんひゃくごじゅうごまんろくせんきゅうひゃくにじゅうろくびょう、経った
僕が君と出逢ったのは、桜舞い散る、並木道
君が僕と出逢ったのは、一人で歩く、帰り道
春色の風が、哀しくなるほど君を称えていた
やわらかな...
白い蛇にお願いしたの
たくさんの不幸を、私にくださいって。
人類が使える、幸せの量は決まっていて、きっと不幸の量と同じなの
だから、私がとても、とても幸福なとき、
世界のどこかにいる見知らぬ誰かはとても、とても不幸なの。
世界の等価交換
世界はきっと「ニンゲン」っていう一括りで私達を認識して...
明日、が来るって言う君の、
その無邪気さに私は惹かれ
初めての恋を、知りました。
小さな小さな子供の君は
ただ真っ直ぐに私を見つめ、
土にまみれた可愛いその手を
「あくしゅ」
と言って、差し出しました。
あぶれ者の私にも
分け隔てなく接する君の
その濁りない微笑みに負け、
握った右の手、温か...
顔をいつも隠して偽りの表情だけで乗り切ってきた
僕はいつでもそう。
でもそれは悪いことなのかな
そうしないと僕は生きていけないのに
⋆
僕は君に憧れていたけれど
君のことは好きじゃなかった。
僕は君を尊敬していたけれど
君みたいになりたく...
君の手がいい
君が差し出してくれる手だけがいい
他の人の手がどんなに温かくても
他の人がどんなに優しくしてくれたとしても
私は君しか選ばない
私は、君がいい君じゃなきゃ、嫌。
でもこんなのはただの我侭で。
君が困るということは知っていて
君が苦しむということもわかってて。
かなしいのはいや...