さようなら
もう ふり返ることはありません
竹の葉が 小さくあわただしく波打ち
私の足跡を ひそかに消してゆくからあんなに優しかったひかりも
今はただ 冷たいしずくのようになって
私の肩を そっと濡らすばかり
胸の奥のオルゴールは もう鳴りやみました泣いているのは 私ですか
それとも 置き去りにされ...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
さようなら
もう ふり返ることはありません
竹の葉が 小さくあわただしく波打ち
私の足跡を ひそかに消してゆくからあんなに優しかったひかりも
今はただ 冷たいしずくのようになって
私の肩を そっと濡らすばかり
胸の奥のオルゴールは もう鳴りやみました泣いているのは 私ですか
それとも 置き去りにされ...
ひそやかに
ひかりは梢をこぼれて
青い影のなかに
ひとつの 小さな翳(かげ)をのこすだれを待つともなく
風は笹の葉をそよがせ
去っていった季節の かすかな記憶を
冷たい空気に にじませている私のなかの もうひとりの私は
ただ 静寂(しじま)に耳をすまし
失われた歌の やさしい節(ふし)を
口ずさむよ...
文字を読むという行為は、本来、自己の解体と変革を伴う孤独な深淵であるはずだ。しかし、ネットの肥溜めに群がる輩にとって、書物は自らの貧相な実存を飾り立てるための安価な「意匠」にすぎない。難解な衒学(げんがく)の衣をまとい、巨匠の骸(むくろ)の上で「理解できる特別な己」を踊らせる長文の輩。あるいは、知性...
第一部:積読の回転木馬(メリーゴーランド)一冊の深淵に耐えかねて
お前はすぐに次の玩具(オモチャ)へ手を伸ばす
頁(ページ)の重みを知らぬ指先が
流行の表紙を、ただ記号として消費してゆく味わうのではない、ただ通過するだけ。
お前の中を通り過ぎた言葉たちは
一滴の血にもならず、ただの排泄物として消える...
第三部:未開封の墓碑銘五百頁の迷宮を通り抜けたと誇る人よ
お前が持ち帰ったのは、一握の砂にすぎない
著者が仕掛けた狂気の罠に
お前は記号という名の、安価なラベルを貼り付ける世界を要約した気になっているお前を
世界は最初から、一文字も読んでいない
お前の長文は、誰にも届かない手紙
自己愛という名の、密...