ミヒャエル・エンデ 著
『モモ』を読みました。
先日ネットニュースで
『日本の悪名高き長時間労働』という
文言を目にしたのだけれど
この本の発行部数が
本国ドイツに次いで
日本が2番目に多いということに
なんとなくうなずけるというか
これから先
労災とか過労死とかの
悲しいニュースを目にする度に
...
主に読書とか映画とかの感想です。
ミヒャエル・エンデ 著
『モモ』を読みました。
先日ネットニュースで
『日本の悪名高き長時間労働』という
文言を目にしたのだけれど
この本の発行部数が
本国ドイツに次いで
日本が2番目に多いということに
なんとなくうなずけるというか
これから先
労災とか過労死とかの
悲しいニュースを目にする度に
...
ソルジェニーツィン 著
『イワン・デニーソヴィチの一日』を読みました。
「きょうはすばらしい一日だった」
このセリフが心に残りました。
人間は
どのような環境にも順応して
満足感を得られるものなのかしら。
それとも
『カラマーゾフの兄弟』の老審問官が言うように
人間は
自由よりも服従を望むのかしら...
宮下奈都 著
『羊と鋼の森』を読みました。
映画も上映されているので
どちらにしようか迷ったけれど
コスパを考え
読書の方を選びました。
高校時代に
一人のピアノ調律師に出会ったことがきっかけで
優れた調律師になることを目指し
様々な出会いを重ねながら成長していく
調律師の青年が主人公の
お仕事...
三島由紀夫 著
『午後の曳航』を読みました。
猫好きの方にはおすすめしません。
前半部分に
猫に関する
身の毛 もよだつような描写がありますので。
私もそこで
心折れそうになったけれど
辛抱して読み続けました。
外国航路船の船員と
ブティック経営をしている未亡人とが恋に落ち
船員に憧れを抱いてい...
小川洋子 著
『凍りついた香り』を読みました。
しずかな悲しみと
淡い官能の膜につつまれたような
小説でした。
調香師見習いの恋人を亡くした女性が
彼氏の遺した謎めいたメッセージと
謎めいた内面を追い求めるように
過去の足取を辿るという話で。
暗い内容だけれど
ミニマルな文章による
プラハの街...