タイムリミット
もう待てないと思っていたのに
いつまでも待っている
さよならと
あなたが言ってくれないから
目を閉じると
夏の海の香りがする
目を閉じると
あの日の波音が聞こえる
わたしの涙がしょっぱいのは
そのせいなのかな
独りぼっちのコーヒーカップ
あなたが最後に使ったのはいつ
あ...
タイムリミット
もう待てないと思っていたのに
いつまでも待っている
さよならと
あなたが言ってくれないから
目を閉じると
夏の海の香りがする
目を閉じると
あの日の波音が聞こえる
わたしの涙がしょっぱいのは
そのせいなのかな
独りぼっちのコーヒーカップ
あなたが最後に使ったのはいつ
あ...
ある日のことです
大きくて
それはそれは高いお山が恋をしました
相手は裾野に住んでいる小鳥さんです
いつもきれいな声でさえずっています
お山さんはその声を聴く事を
楽しみにしていました
ピッピチュンチュン
ピッピチュンチュンチュン
でもお山は高すぎます
風も強いしもう雪も降っています
小...
蝶の背中に乗りますか
トンボの背中に乗りますか
蝉の背中に乗りますか
バッタの背中に乗りますか
てんとう虫の背中に乗りますか
蜂の背中に乗りますか
アリの背中に乗りますか
ダンゴムシの背中に乗りますか
カタツムリの背中に乗りますか
ゲンゴロウの背中に乗りますか
空を飛びますか
地を走ります...
この花をあなたにあげる
この一本の白い野菊を
暖かい日差しのなか
高い青空を秋の風が撫ぜている
そんな澄んだ日の心を
私にくれたあなたに
今
たくさんの花が咲いている
その中から
私が摘んだ白い花
その影は冷たい石をもやさしく温める
その影は光なのだろうか
そんな微かな温もりを
私の心に...
わたしの心が
震えている
それは
あなたの心が震えているからなのでしょうか
わたしの心が
泣いている
それは
あなたの心が泣いているからなのでしょうか
わたしが
微笑むことが出来ないのは
あなたの心が
悲しみであふれているからなのでしょうか
あなたへの肯定と共感が
わたしの心の琴線を静か...