Nicotto Town



レム『地球の平和』を凡作と感じた理由


偏屈で曲解と誤読が信条のオールドファンとして、『地球の平和』を凡作と受け止めてしまったわけですが、その過程を誠実に書くのもファンとしての責務/礼儀でありましょう。
==============================
レムを読むなら『無敵』『ソラリス』『航星日記』で親しみ、『捜査』『枯草熱...

>> 続きを読む


ヘミングウェイのことなど


『殺し屋たち』の話からいきましょう。原書でヘミングウェイ読む契機となったのは、某作家のエッセイで、「ヘミングウェイは原書のほうが遥かに素晴らしい」と書かれてたから。
『武器よさらば』冒頭の一文を並べて比較しており、うーん、なるほどと納得してしまった。同時期に某SF作家のエッセイで、英文一語ごとの受...

>> 続きを読む


第Ⅱ期レム・コレクション始動!

 SFマガジン最新号の表紙がレムだったので飛びついたけど、初邦訳の短編とマイケル・カンデル宛の書簡でオシマイ。腹が立ち調べてたら……国書刊行会がレムコレクションの続編を出すという。
ラインナップ眺めて……ああ読みたい、全部買うしかない...

>> 続きを読む


デイモン・ラニアン短編集を探す


いちおう小説カテゴリにしたけど、主に映画の話です。中年娼婦が娘に送金して……というのは『ああ無情』ですが、ある映画のストーリーとコレが脳内でゴッチャになり、勘違いをしてました。
映画に関する調べものとなれば、猪俣勝人の教養文庫版を措いて他にない。探したけど戦前編が見当た...

>> 続きを読む


K・オクターヴィユの『垂直運動』にういて


私は垂直進歩・垂直進化という語を頻繁に使い、この思想を攻撃します。無限の進化と繁栄を盲信する超人思想じみた誇大妄想だと思ってますが、現代人はこの病に骨の髄まで侵されてます。SDGsなんてその最たるもの。
垂直進歩という単語はオクターヴィユの著作からの借用です。61年に刊行され垂直進歩思想の啓蒙に大...

>> 続きを読む





月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.