気だるい雰囲気を身に纏い町に出れば
頭の上の鴉が一鳴き
それを聞いて少女はこぼす
私が馬鹿だというのは、とっくに知ってる
( それでも足掻いて、 私は生きるよ。 )
大人なんかきらいだ。だけどどうしよう。私、大人になっちゃった。
気だるい雰囲気を身に纏い町に出れば
頭の上の鴉が一鳴き
それを聞いて少女はこぼす
私が馬鹿だというのは、とっくに知ってる
( それでも足掻いて、 私は生きるよ。 )
騒がしい、日々
耳鳴のするほどの、心臓音
クラスメートの会話
紙を破く音、呼吸音
煩い沈黙
静寂の中にだって、音はあると思う
無音の中に居たって、聴こえるモノは必ずある
世界はいつも、にぎやかなのです
騒がしい世界とさよならする方法
夢の世界へ、逃避行
囁く君の、オヤスミの音
なぜ...
お気に入りの毛布に包まり、
君と共有してきた今までを思い出し、
君と過ごしていくであろうこれからを想像して、にやつく。
一日の終わりに必ず行う僕の・・・、僕だけのルール
『終わりよければ全てよし』
君のことを思いながら「おやすみ。」と一言呟くだけで
僕は今日一日、幸せだった...
-0℃の心が凍り
氷の涙が溢れだす
35度7分の君に逢いたいと
今更強く願ってみても
蒸発気味の頭の僕は
きっと君を探せない
マイナスばかりが募る日々
プラスなことなど、ありはしない
*
「貴方の考えている事がわからない」と君がいう。
へぇー、奇遇だね。僕もわからないよ
*
命は...
ノートに等間隔に並んだ君の書いた奇麗な文字を
指先でそっとなぞってみる
あの日に貸してくれたノート
結局返しそびれてしまったノート
真っ青な表紙に「すうがく」の文字
「またあした」
「ばいばい」
簡単な挨拶を交し合い
気楽に手を振り、
さようなら
✥
どこにもいけない僕...