ぼんやりと曇っている空
今夜は星一つない空
それでも
こんな夜もいいなと眺めていると
かすかに月の光が
雲の合間をぬって 光りはじめた
三日月の姿がはっきりと見えた
と その瞬間 すぐにまた雲に覆われてしまった
あまりにもわずかな時間だったので
奇跡かと思った
偶然にも その場にいて 月を眺める...
ぼんやりと曇っている空
今夜は星一つない空
それでも
こんな夜もいいなと眺めていると
かすかに月の光が
雲の合間をぬって 光りはじめた
三日月の姿がはっきりと見えた
と その瞬間 すぐにまた雲に覆われてしまった
あまりにもわずかな時間だったので
奇跡かと思った
偶然にも その場にいて 月を眺める...
ほんの少しだけど
糸口がみえてきた
もがいてもがいて
沈んでは浮かび
苦しみ あえぎつつ
ながい年月をへた
梅雨いりて
静かに雨は大地にお湿りを与え
クチナシの花は 甘い香りを漂わせている
庭石のほとりに
ゆらゆらと 蛍が舞い
池の面に 一葉の葉 しずかに滑っている
人のこころに
そして ...
川の水に足をつけてみました
水は、びっくりするくらい冷たくて
一歩踏み出そうとするけど、なかなか一歩が出ません
足は どんどん冷たくなって真っ赤です
ふと見ると
太陽の陽をうけて水はきらきら光っています
手ですくってみました
銀のしずくになって 輝いています
川の水は さらさらと音をたてて
下へ...
人目に触れず ただ一人
背中を丸め 両手で膝をかかえ
公園のベンチにたたずむ人がいる
林が日傘になって やわらかく差し込む昼の光も
沈みゆく黄金色の夕日も
心は沈んで
見ようともせず
心は 夜のように暗いことよ
でもね…
目には見えないけれど
木々のどこかで
鳥たちのさえずりが聞...
落ち葉が ひらりと 舞いました
小さな 小島の山で 舞いました
さくさく
足にやさしく
踊ります
浜に 運ばれ
波に 乗りました
ぷかぷか 気持ちいい
たのしい夢を みました
やさしい 母さんの 夢です
ぷかぷか波にゆられて
気持ちいい夢です
いのちいっぱい咲かせて
うれしそう
とっても
...