叶わぬ人魚の恋の行き先は 第4話
- カテゴリ: 自作小説
- 2025/07/04 21:26:28
僕は今日もいつも通り、夜の海辺を散歩していた。
彼女と話をするようになってから、いつしか彼女の事を考えるようになっていた。「今日もいるかな…。」僕は、今日も会えることを期待していたんだ。
ところが、彼女はいなかったんだ。いつもの時間になっても海から上がってこなかった。
「何かあったのだ...
2023.02.18 再スタート ☆✨Yumeha✨☆
僕は今日もいつも通り、夜の海辺を散歩していた。
彼女と話をするようになってから、いつしか彼女の事を考えるようになっていた。「今日もいるかな…。」僕は、今日も会えることを期待していたんだ。
ところが、彼女はいなかったんだ。いつもの時間になっても海から上がってこなかった。
「何かあったのだ...
「人間が危険だとは私もわかっているの。でも、でも…」
小さい時から散々、人間は危険な存在だと教えられてきた。だから、海に上がるのも危険だとはよく分かっている。だけど、私は彼の事が大好きなのだ。
私が彼を好きになったきっかけがあるの。
ある日、私はいつものように海で泳いでいたの。そしたら...
誰もいない朝の静かな海。太陽が昇り始めた朝の6時。僕は昨日の夜と同じく海辺に立って、人魚が帰った後の海を眺めていた。
暫く眺めた後、僕は家に帰った。
帰る途中で僕はこんなことを思っていた。「彼女に今夜も会えるのだろうか?」と。
家について、僕はすぐベッドに横になった。食事やトイレ、お風呂の為に何回か...
ある日、僕は夏の海辺を散歩してたんだ。
そうしたら、白いワンピースに水色のひらひらをつけた女性が突然現れたんだ。
僕は思い切ってこう聞いたんだ。「君の名前は?」と。
彼女は僕の問いに全く答えることはなく、夜の海を眺めていたんだ。悲しそうな顔をしてな。その表情をみて、僕は切なくなった。
すると、彼女は...
私には前世の記憶がない。
自分が蝶々だったのか花の妖精だったのか。思い出すことが出来ない。でも、1つ確かなことがあった。
それは私がどっちかだったとしても花の国に住んでいたということだ。
私が住んでいた花の国は、人間界と同じで四季がはっきり分かれている。もちろん、春には春の花が咲き、夏には夏の花が咲...