少し異変に気づいていた.
何故あの状況であの女子たちは此方を見ないのか
あの二人を含めこの学校はおかしい、変だ
異色を放つ少女たちしかいない
「沢口さん」
昼休み、少しざわつく教室で沢口珀を呼び止めた
「あら、千色さんが話しかけてくれた」
沢口珀は笑みを浮かべスカートのポケットから...
pixivに絵を投稿したり、twitterで呟いたり、アメーバの方でたまに詩投稿したりしてます.
少し異変に気づいていた.
何故あの状況であの女子たちは此方を見ないのか
あの二人を含めこの学校はおかしい、変だ
異色を放つ少女たちしかいない
「沢口さん」
昼休み、少しざわつく教室で沢口珀を呼び止めた
「あら、千色さんが話しかけてくれた」
沢口珀は笑みを浮かべスカートのポケットから...
「千色さん、一緒に食べよう」このアイマスクをしたツインテイル少女沢口 珀(サワグチ ハク)が自殺を試みた日から三日が経つ.入学式も終わり、クラスではちらほらとグループが出来ていた.が、彼女は一昨日からずっと私にくっついている.正直、というより普通に邪魔だ今日だって昼食を一緒に取ることを要求されたこ...
教室のドアを開けると
真っ先に暖房の熱気を感じる.
黒板に貼ってある座席表を見る
窓際の一番後ろの席だった.
隣にはもう人が居た
明日からはもう少し早く来よう
「はじめまして」
隣の席の少女が振り返ってそう言った
灰色のアイマスクをした、ツインテイルの少女
無視をする
「貴女、名...
目覚めた時 見えるはずの風景と違うものが見えた
真っ先に思った ここはどこ という疑問に合うよう
眠気眼で周りを見ると、
沢山の人の中に私は居た.
見たところ、此処は牢の中らしい
「さぁ、今日はどいつを連れて行こうか」
牢の外から出てきた、いかにも悪い人オーラを排出する男が
牢の中に居...
蛾を擬人化したお話
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姐様、お母様はどこへ行かれたのです?
九月中旬
楓が雨の如く降り 彼岸花の咲き誇る道で
そのころ まだ幼い私は 姐様の手を強く握ったままそう聞いた.
ふっ、 と姐様は地面に膝をつき、私と目線を合わせた
姐様 どこか具合が悪いのでございますか?...