創作小説「魔導士の式典」(1/3)
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/10/19 19:55:26
「平行世界シリーズ」
魔導士の式典
第一話
式典が終わるとすぐに宮殿を後にした。
魔導の国・ソハコサの城や魔導士の学校では年に一度の“魔導士の祭典”が催されている。
とはいっても、他国にはあまり知られていない祭典だ。
それでも国をあげての祭。
...
ここは「あき☆元綵」(はじめあき)の気ままなプログです。
趣味である創作活動の小説やアクセサリー作りなどいろいろ呟いてみたいと思います。
更新も不定期ですが、ゆっくりしていってください。
コメントをもらえると大喜びしますので、よろしくお願いします(笑)
伝言板も「伝言板」のカテゴリーに作っておりますので、気楽にどうぞ♡
「平行世界シリーズ」
魔導士の式典
第一話
式典が終わるとすぐに宮殿を後にした。
魔導の国・ソハコサの城や魔導士の学校では年に一度の“魔導士の祭典”が催されている。
とはいっても、他国にはあまり知られていない祭典だ。
それでも国をあげての祭。
...
「平行世界シリーズ」
WANTED
第8話
しかし口調は同じでも声質が違う。
少年ぽさが抜けた、青年の声だった。
シーフィラノはベッドから起き上がり、ちょっとふらつきながらも床に足をつける。
3年間眠ったままの身体はやっぱりどこかぎこちない。
支えようとしたケーノサの腕をやん...
「平行世界シリーズ」
WANTED
第7話
はあーーっと大きく息を吐いて床に座り込んでしまった。
言葉を発す事も出来ないくらい脱力してしまったからだ。
「そーいう訳か……シーフィラノ……」
眠っているシーフィラノ...
「平行世界シリーズ」
剣術の祭典
第3話 最終話
相手と握手を交わしあい、笑顔で別れ控え室へ続く回廊にウェープがいた。
息を乱して瞳に怒りが灯っているのが感じられた。
思い当たる節はひとつだけある。
たぶん、彼は聞いたのであろう、今日で最後だということを。
「エフェルファ」...
「平行世界シリーズ」
剣術の祭典
第2話
「次、いよいよ決勝だな。俺も出たかったのにも王族は参加出来ない決まりとかで許しちゃくれないんだよなー!」 これまで幾度となく聞いたボヤキを曖昧な笑顔で流す。
立場的に公平な試合に望めないからという最もに理由もある。ルクウート国だけではなく...