Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

月は嗤い、雨は啼く 第十八章

第十九章
瑞希と「恋人」になってから、二ヶ月が過ぎようとしていた。彼は変わりなく、私に愛情を伝えてくれている。そんな彼に対し、有難い気持ちで精一杯の私だ。彼とはすんなりと時間が進む様に感じる。「心地良い」と言った方が合っているだろうか。私はいつもの日常を送ってはいたものの、どこかしらで彼の存在が「安...

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月は嗤い、雨は啼く 第十八章

第十八章
翌日の朝、私はいつもの様に気怠く起き、携帯へと目を通してみる事にした。きっと、瑞希からの連絡はないだろうに。そんな私の思考とは相反する様に、瑞希からのdmが来ていた事に驚いていた。彼は私よりもずっと早起きし、「おはよう陽菜!大好きだよ!」そう伝えてくれていたのだ。「恋人ごっこ」をしていた時...

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月は嗤い、雨は啼く 第十七章

第十七章
彼に嘘を吐きながら「さよなら」を伝えてから、どの位の時間が経っただろう。季節は何度も何度も巡り、桜の咲く時期になっていた。インスタを見る事も減り、私はすっかりと「孤独感」にも慣れ、今ではすっかり「独り」の時間も楽しめる様になりつつあった。そんな頃、数年ぶりに「恋人ごっこ」をしていた彼からの...

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月は嗤い、雨は啼く 第十六章

第十六章
彼と私との間に生まれた「恋人ごっこ」は何故かしら順調だった。私の中では既に気持ち等無く、只の「恋人ごっこ」だったのだが、彼の中ではどこかしら気持ちが私に向いている様にも思えた。何時彼に対して「この関係を終わりにしよう」そう伝えようか迷い、なかなか言い出せずにいた頃、唐突に彼に「俺ね、きっと...

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月は嗤い、雨は啼く 第十五章

第十五章
昨夜の「恋人ごっこ」を始めてから、1週間が過ぎようとしていた。私は相変わらず、気怠く起きほんの少し甘い香りの香水を纏い、携帯へと目を通す。何ら変わらない日常に「恋人ごっこ」と言うほんの少しの彩が挿している様にも感じる日々だった。毎朝の様に先に起きた方から「おはよ、今日も大好きだよ」そんな嘘...

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