冬の朝顔 エピローグ
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/05/19 20:11:48
結局、珠生が雑誌に載った自分の作品を目にする事はなかった
葉書をポストに投函して、近所のコンビニから原稿を発送した後、彼女は交通事故にあってしまった。
信号無視したトラックにはねられそうな子供をかばったそうだ。
身分を証明するものを持っていなかったため、身内への連絡が遅れてしまった。
彼女が息を引...
なに描こか?なに伝えよか?
結局、珠生が雑誌に載った自分の作品を目にする事はなかった
葉書をポストに投函して、近所のコンビニから原稿を発送した後、彼女は交通事故にあってしまった。
信号無視したトラックにはねられそうな子供をかばったそうだ。
身分を証明するものを持っていなかったため、身内への連絡が遅れてしまった。
彼女が息を引...
このお話は、友人のリクエストにより、篠原烏童さんの作品から共生獣(メタモルフ)の設定をお借りしています。ファンの方で不快に思われましたら、お詫びいたします。
長文なので嫌なんです~の方はスルー推奨^^;
感想のコメントはとても励みになりますです^^v
バールのオアシスには、いくつかの共同井戸...
精魂込めて原稿を書き上げた日、珠生が育てていた冬の朝顔が一輪ちょうど花を咲かせた。
暖冬とはいえ、冬に育てた鉢植えの朝顔は、わずかに直径3センチしかなかった。
真夏に咲く朝顔と比べると、華やかさも大きさも遠く及ばない。
それでも、冬に咲いた奇跡の花。
遠い日の約束の花だった。
この朝顔は、特別な花だ...
このお話は、友人のリクエストにより、篠原烏童さんの作品から共生獣(メタモルフ)の設定をお借りしています。ファンの方で不快に思われましたら、お詫びいたします。
長文なので嫌なんです~の方はスルー推奨^^;
感想のコメントはとても励みになりますです^^v
ラルムが腕に抱きかかえていたのは、ぐっ...
出版社との打ち合わせが終わって、自宅のマンションに帰り着いた珠生を待っていたのは、留守番電話のメッセージだった。
数日前に原稿を持ち込んだ、とある出版社の担当編集者からの電話だ。『貴方が持ち込んだ作品の掲載が決まりました。このまま、短期集中連載の予定ですから、同ページ数であと3本、ネームを起こして...