Nicotto Town


「時のかけら」


ここは「あき☆元綵」(はじめあき)の気ままなプログです。
趣味である創作活動の小説やアクセサリー作りなどいろいろ呟いてみたいと思います。
更新も不定期ですが、ゆっくりしていってください。
コメントをもらえると大喜びしますので、よろしくお願いします(笑)
伝言板も「伝言板」のカテゴリーに作っておりますので、気楽にどうぞ♡

創作小説「ソハコサ国の勇者」7

「平行世界シリーズ」 本編

ソハコサ国の勇者

第7話

 妙子の、たったひとりの17才の娘の気迫に退かされて、町人達はしぶしぶ退却していった。
「分が悪くなると、すぐ逃げ出すのも人間よね」
 ボソリと呟く。しかし自分も彼らと変わらない…ずっとエカーチェフに頼ってきたのだ。
「魔導士...

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創作小説「ソハコサ国の勇者」6

「平行世界シリーズ」 本編

   ソハコサ国の勇者

第6話
 妙子が気づいた時、周囲には誰もいなかった。
「……エカーチェフ…?」
 名前を呼んでも返事は返って来ない。
 広い石造りの部屋で妙子の声だけが響いている。
 床に敷かれた深緑色の布は、エカーチ...

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創作小説「ソハコサ国の勇者」5

 「平行世界シリーズ」 本編

ソハコサ国の勇者

第5話


「えっ何? どうしたの?」
 妙子がエカーチェフの姿を見て呟く。
 これが今まで動きがトロかった彼とは、思えないのだろう。
 しかし、今のエカーチェフには妙子に構っている暇はない。自分の血と怪物の血を混ぜ合わせた血液を付けてい...

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創作小説「ソハコサ国の勇者」4

「平行世界シリーズ」

  ソハコサ国の勇者

第4話
 
 翌日。
 天気は快晴。
  先日のゴジラモドキとの戦いを見て、ソハコサから派遣された魔導師と勇者だと知って、町から丁寧な対応を受け、温泉街で一番良い宿に泊まることができたのだった。
 妙子は心行くまで温泉と料理を楽しみ、ゆっくりと眠ること...

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創作小説「ソハコサ国の勇者」3

「平行世界シリーズ」

ソハコサ国の勇者


第3話

「!?」
 ハッとして、すぐさま駆け出す。
 妙子を見つけるよりも早く視界に入ったのは巨大な肉の塊。異形の者が姿を現していたのだ。トカゲのような爬虫類の体で二本足で立っている。これが報告のあった怪物なのだろう。
 その怪物と対峙するようにいる妙...

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