Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

煙の行方 第三章

第三章
2週間程経った頃、彼から久しぶりに連絡が来ていた。耳鳴りの様子がずっと気掛かりだった私に彼は元気そうに連絡をくれた。「耳鳴りは大丈夫なの?」私が尋ねると、まだ少し違和感はあるらしいのだが、「大分良くなってるよ」そう伝えてくれた。原因はただの耳の痛みの様だった。ホッとしたと同時に煙草に火を点け...

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煙の行方 第二章

第二章
ある日曜日の事、私は主人と買い出しへと出掛けていた。出たついでもあって色々なお店を見て回っていた頃、高身長の青年の様な男性に突然「すみません」そう呼び掛けられて話を聞いてみる事にした。なんともない他愛もない会話だったが、「それじゃあ、私は行くね」そう伝えて主人の元へと戻ろうとした時、声を掛け...

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煙の行方 第一章

第一章
私は人との会話がとても苦手だ。その事を隠す様に、人と会話をする時には必ず笑ってしまうから。人と何かしらの会話を交わした夜は大体眠れないのが私の日常。いつも煙草が手放せない私。私は所謂、「精神疾患」を持っているのだが、その精神疾患とも20年以上の付き合いになる。長年、良くなったり悪くなったりを...

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月と赤い糸 第十章、最終章

第十章
どの位の時間、彼に手を握られていたかは覚えていない。数分だったかもしれないし、数時間だったかもしれない。思う存分泣いた彼は「ありがとう」と私の手を離した。その時に私はまた、「私は利用されているのかもしれない」とふと思い彼に「私はあなたを愛していたよ」とだけ伝え、その日彼には帰って貰う事にした...

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月と赤い糸 第九章

第九章
彼と会う事を決心する事が出来てから、まだ1週間も経っていない頃に私は昔の夢を良く見る様になっていた。夢を見るのは決まって薬を飲む前の仮眠の状態だったのだが、とても嫌な夢ばかりを見る様になっていた。冷や汗をかいて起きては、眠れなくなる一方。そんな悪夢ばかりを見ていた時期に、1度だけとても神秘的...

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