冬の朝顔 3 珠生 ①
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/05/14 19:28:38
「君さあ、絵はいいんだけどねえぇ。話があぁ、ふっるいんだよねぇ」(この担当さんの話し方は、ほんま間延びしてるなあ。いつまでたっても慣れへんわあ…)内心そう思いながら神妙な顔つきで、珠生は担当編集者の話を聞いていた。
相手は原稿を丁寧にそろえて、封筒にしまいこんだ。「まあ、こことりあえ...
なに描こか?なに伝えよか?
「君さあ、絵はいいんだけどねえぇ。話があぁ、ふっるいんだよねぇ」(この担当さんの話し方は、ほんま間延びしてるなあ。いつまでたっても慣れへんわあ…)内心そう思いながら神妙な顔つきで、珠生は担当編集者の話を聞いていた。
相手は原稿を丁寧にそろえて、封筒にしまいこんだ。「まあ、こことりあえ...
このお話は、友人のリクエストにより、篠原烏童さんの作品から共生獣(メタモルフ)の設定をお借りしています。ファンの方で不快に思われましたら、お詫びいたします。
長文なので嫌なんです~の方はスルー推奨^^;
感想のコメントはとても励みになりますです^^v
( (ジェン!!))
二重に聞こえる異...
冬の朝顔。
正人は思い出していた。
初めて2人行ったデート、中之島公園の咲き誇る満開の薔薇園での緑のセリフを。『冬に咲く朝顔は奇跡みたいなものでしょう?私はあなたにとってのそんな存在になりたいなあ』・・・そうだった。
正人にとっての冬の朝顔は、彼女そのものだ。
心から一緒にいたいと思った、大切な大切...
この事実は幼い正人の心に、大きな傷跡と暗い影を残した。
家族を失った正人を引き取ったのは、年の離れた従兄だった。
正人の両親はどちらも親戚が少なく、もっとも近い親戚は彼しかいなかった。
正人の従兄はまだ独身であったが、家族を失って呆然としている5歳の幼児を暖かく迎え入れた。
彼自身も天涯孤独といって...
このお話は、友人のリクエストにより、篠原烏童さんの作品から共生獣(メタモルフ)の設定をお借りしています。ファンの方で不快に思われましたら、お詫びいたします。
長文なので嫌なんです~の方はスルー推奨^^;
感想のコメントはとても励みになりますです^^v
獣人の攻撃は予想以上に早くて、ラルムは...