Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

月と赤い糸 第八章

第八章
季節は廻り、梅雨時期になっていた頃、彼が日本にいるらしいという事を知った。そうか、日本に来てきっと結婚して幸せになっているんだろうな、そんな考えが頭の中にあった頃、なんとも久しぶりに彼からのメッセージが来ている事に気付いた。彼は私の考えていた通り、彼の望んでいた日本人と結婚している様だった。...

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月と赤い糸 第七章

第七章
1年の終わり。そんな日曜に、彼から久しぶりに「どうしたの」とメッセージが来ていた。私は咄嗟に、色々と伝えようとしていた。彼の心が私にない事、責めるつもりはない事を、伝えようと思い立った私は彼へとメッセージを送っていた。既読はなかなか付かなかったから、私は伝えたかったメッセージを消し、新しく打...

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月と赤い糸 第六章

第六章
街はすっかりとクリスマスムードになる季節になりイルミネーションがあちこちに施されていた。仕事終わりに、帰ろうと思って歩いていた私は明日がクリスマスである事に気付いた。明日に一人でケーキなんて買う人もいないだろうという考えが過り、私は少しお洒落なケーキ屋へと向かう事にしたのである。少し洒落っ気...

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月と赤い糸 第五章

第五章
段々と寒くなる季節になって来た頃、相変わらず私は夜空を見上げては煙草を吸っていた。今日は冷たい雨が降っている。私は彼から離れようと決めてから、最後に「どうして強くいなきゃいけないの?」とだけメッセージを送っていた。私が察した事は伝えてはいけない気がして。彼の心を傷付けてしまいそうだったからで...

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月と赤い糸 第四章

第四章
彼との日常が始まった私はなるべく話せる時間を取る様にしていた。話せると言っても文字の世界なだけなのだが。彼は私に沢山の愛情や秘密や悩みも打ち明けてくれた。彼の気持ちは彼にしか分からない事だが、私の事を本当に愛してはいなかったのだと思う。出逢ってから3ヶ月が過ぎた頃から彼の異変に私は気付き始め...

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