お題(梅雨時のホラー)
【真夜中のゲーム画面】
昼休み、校舎2階にあるこの4年5組の教室の窓から
外を眺めると雨はずっと降り続いている。
僕は、今、家が近所で幼馴染の一美と、最近出た
ある(ゲーム)を、対戦モードでやっている。
僕は画面に視線を集中させながら、今日の朝、マモちんか...
お題(梅雨時のホラー)
【真夜中のゲーム画面】
昼休み、校舎2階にあるこの4年5組の教室の窓から
外を眺めると雨はずっと降り続いている。
僕は、今、家が近所で幼馴染の一美と、最近出た
ある(ゲーム)を、対戦モードでやっている。
僕は画面に視線を集中させながら、今日の朝、マモちんか...
ニコタ初期の投稿作品(お題・秋)
原題 【落城の秋(とき)】
見上げれば、やや西に傾きかけた日は相変わらず穏やかな日差しを降り注ぎ、澄み切った青さの空が
はるかに高い所に広がっている。
そこから視線を落とすと、先程三の丸から挙がった火の手から立ち昇る煙がみるみる勢いを増して
北の方...
300文字作文
「赤と白」
赤ワイン100本を発注されて 間違って白ワイン100本を発送した。
先方はえらく怒ったので、取りあえず謝りに行く事にした。
手ぶらで行くのも何なので、お詫びのしるしとして途中で白ワインを
買って持って行った。
「 赤ワインを注文したの...
僕らは、雨が降りしきる中、重いヘルメットを頭に被り、装備を背負ったその上から迷彩の軍用ポンチョを身に纏い、小銃を肩に紐で吊して行軍を続けている。
僕らの体は雨からは守られては いるが、戦闘服の下の体は汗で
ぐっしょりだった。
汗でべとついた肌が厚い生地の戦闘服を張り付かせ、その感触が僕らを...
昭和19年(1944)1月中旬頃、北海道.知床半島最端に近い岬、通称、ペキンの鼻
・・・
窓の外ではまた風が激しくなって来た。
男は、灰色の雲の下で広がっている真冬のオホーツクの荒波が岩壁に砕け散る音と
氷雪に覆われた地表を地吹雪が吹き荒れる音をずっと聞くとも無く聞き続け...