6月になるとテレワークも終わり、普段通り会社に行けると思っていたが、東京アラートが発令され、いつもの時間の出勤や時差出勤、テレワークが日替わりでシフトに組まれるようになった。
そのせいで、朝の5時に起きたり、7時に起きたりと生活のリズムが乱れてきた。早く寝るようにしていたが、気温も30度近くまで上...
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沖人
2か月以上続いた自宅学習が終わり、ようやく学校が再開した。あちこちの教室から賑やかな声が溢れていた。学校がはじまり、鉄男は、ようやく中学2年が始まった気がした。
鉄男は、自宅学習の間、漫画を読んだり、ゲームをしたり、遊んでばかりいたので、同級生たちが、真面目に勉強していたのか気になっていた。
「久志...
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駅近くの喫茶店の扉をひくと、ドアに取りつけられていたベルが、カランコロンと懐かしい音をたてた。裕作は、入り口に置いてあった消毒液を手のひらにつけると、カウンターに座った。
マスターがニコニコしながら、水の入ったグラスをカウンターに置いた。「いらっしゃい。もう、来てくれないのかと思ってたよ。」「マスタ...
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一杯の珈琲とおかわり
- カテゴリ： 自作小説
- 2020/05/24 14:58:07
駅近くの喫茶店のドアをひくと、扉に取りつけられたベルが、カランコロンの懐かしい音を立てた。すると、店の奥から、「いらっしゃいませ」と声が聞こえた。入り口に置かれた台の上に、消毒液がおかれていた。
祐作は、手指の消毒をして、カウンターに座った。この店に通って、2年近くになる。水が出されると、メニューを...
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目覚めて、二コタにinすると立ち上がりが遅い。ピンクの輪がグルグルと回り続け、ようやく家の中が現れると、地震の後のように、家具が移動していた。片付けていると、時間があっと言う間に過ぎた。
今日は、一週間ぶりに出勤の日だ。朝ご飯を食べずに、慌てて家を飛び出すと、小雨が降っていた。ふんだり蹴ったりだ。...
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