Nicotto Town



思ったこと、感じたことの日記

タケシの武勇伝…(3)

それから半年後…

タケシは、どうにか地元の公立高校に定員割れのおかげで滑り込んだ。だが、やりたいことのなくなったタケシは、ただ漠然と日々を過ごすばかりだった。

当然、そんなやる気のない人間の成績などが良いわけがなかった。
やる気のなさが見事に期末試験に反映したタケシは、夏休み直前と...

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タケシの武勇伝…(2)

タケシの不安は的中した。結局、タケシの指先は治らなかった。銃弾が彼の中指の神経を寸断していたからだ。

『日常生活に支障はないですが、ボールを投げるのはムリでしょう…』

退院の日、医者の診断を聞いたタケシは自分の未来が断たれたことを悟った。

だが、不思議と悲しい気持ちにはならなかっ...

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タケシの武勇伝…(1)

パン、パン、パン!……

奇妙な音がビルの谷間にこだました。同時に、その場から駆け出していく足音が聞こえた。

だが、タケシの目には何も映ってはいなかった。彼は、ひたすらその場にうずくまり、ジーンと伝わってくる左腕の痛みに耐えていた。見る見るうちに左腕は真っ赤になっていく...

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タケシの武勇伝…概説

主人公タケシは、コンビニでバイトしている改造人間である!

とは言っても、実は左腕だけが改造された試験的義手の持ち主なのだが……この小説は、この左腕が巻き起こすおかしな事件を書いていこうと思います。

ただし、私は俗に言う「筆が遅い人間」で、不定期になること間違いないため...

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