タケシの武勇伝…(3)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/09/20 03:14:06
それから半年後…
タケシは、どうにか地元の公立高校に定員割れのおかげで滑り込んだ。だが、やりたいことのなくなったタケシは、ただ漠然と日々を過ごすばかりだった。
当然、そんなやる気のない人間の成績などが良いわけがなかった。
やる気のなさが見事に期末試験に反映したタケシは、夏休み直前と...
思ったこと、感じたことの日記
それから半年後…
タケシは、どうにか地元の公立高校に定員割れのおかげで滑り込んだ。だが、やりたいことのなくなったタケシは、ただ漠然と日々を過ごすばかりだった。
当然、そんなやる気のない人間の成績などが良いわけがなかった。
やる気のなさが見事に期末試験に反映したタケシは、夏休み直前と...
タケシの不安は的中した。結局、タケシの指先は治らなかった。銃弾が彼の中指の神経を寸断していたからだ。
『日常生活に支障はないですが、ボールを投げるのはムリでしょう…』
退院の日、医者の診断を聞いたタケシは自分の未来が断たれたことを悟った。
だが、不思議と悲しい気持ちにはならなかっ...
パン、パン、パン!……
奇妙な音がビルの谷間にこだました。同時に、その場から駆け出していく足音が聞こえた。
だが、タケシの目には何も映ってはいなかった。彼は、ひたすらその場にうずくまり、ジーンと伝わってくる左腕の痛みに耐えていた。見る見るうちに左腕は真っ赤になっていく...
主人公タケシは、コンビニでバイトしている改造人間である!
とは言っても、実は左腕だけが改造された試験的義手の持ち主なのだが……この小説は、この左腕が巻き起こすおかしな事件を書いていこうと思います。
ただし、私は俗に言う「筆が遅い人間」で、不定期になること間違いないため...