第六章
街はすっかりとクリスマスムードになる季節になりイルミネーションがあちこちに施されていた。仕事終わりに、帰ろうと思って歩いていた私は明日がクリスマスである事に気付いた。明日に一人でケーキなんて買う人もいないだろうという考えが過り、私は少しお洒落なケーキ屋へと向かう事にしたのである。少し洒落っ気...
精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><
第六章
街はすっかりとクリスマスムードになる季節になりイルミネーションがあちこちに施されていた。仕事終わりに、帰ろうと思って歩いていた私は明日がクリスマスである事に気付いた。明日に一人でケーキなんて買う人もいないだろうという考えが過り、私は少しお洒落なケーキ屋へと向かう事にしたのである。少し洒落っ気...
第五章
段々と寒くなる季節になって来た頃、相変わらず私は夜空を見上げては煙草を吸っていた。今日は冷たい雨が降っている。私は彼から離れようと決めてから、最後に「どうして強くいなきゃいけないの?」とだけメッセージを送っていた。私が察した事は伝えてはいけない気がして。彼の心を傷付けてしまいそうだったからで...
第四章
彼との日常が始まった私はなるべく話せる時間を取る様にしていた。話せると言っても文字の世界なだけなのだが。彼は私に沢山の愛情や秘密や悩みも打ち明けてくれた。彼の気持ちは彼にしか分からない事だが、私の事を本当に愛してはいなかったのだと思う。出逢ってから3ヶ月が過ぎた頃から彼の異変に私は気付き始め...
第三章
仕事を終えた私はとてつもない疲労感でメイクも落とさずに、夢の中へと堕ちていった。彼と出逢ったのは、確か春頃だったか、とても天気の良い暖かい日だった事を覚えている。出逢ったと言っても、ネットの世界の事なのだが。彼が私に声を掛けてくれた事で文字だけの会話が始まっていった。彼は私の過去を知り、涙し...
第二章
夏も本格的に始まって来た頃、私は相変わらず夜空を見上げ、煙草に手が伸びていた。「今日はとても月の光が強いな」そんな独り言を漏らし、月の写真を撮っていた。何故、こんなに月に執着し、いつまでも見ていたいと思うのか私には分からない。私にはとても大切に想える人がいるのだが、彼にはいつも「強くいて」と...