Nicotto Town


おうむたんの毒舌日記とぼうぼうのぼやき


しばらく、おうむたんが 毒舌はく日記になります(^^;。飼い主に責任はとれませぬこと、ご了承ください

三姉妹―一子、二子、三子の物語 第二話後編

シュークリームを巡る午後 後編
 追加で買ってきたところで、二子は十個目のシュークリームを食べ始めたところであった。幸せに満ち溢れた顔が、一子の勘に触った。しかし、追いシュー五個の入った紙包みを二子に黙って見せた。「もうお腹いっぱい、だからお姉ちゃんと三子が食べたらいいよ、美味しいよ」 幸せの絶頂の...

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三姉妹―一子、二子、三子の物語 二話前編

シュークリームを巡る午後 前編
  二子《つぎこ》は、シュークリームが大好きだ。 どれくらい好きかと問われたら、姉や妹の分をとっておけないほど、大好物なのだ。 姉や妹を憎いわけではないし怒らせたくもない。しかし、「自分以外が食べるために、自分の目の前に置いてあっては我慢できない」ほど二子は、シューク...

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自作小説 短編「三姉妹の朝」

 コーヒーを子供が飲むことを禁止する――高岡家の三姉妹に言い渡されたルールは、一子《いちこ》が「コーヒーを飲んでみたい」 とわざわざ高岡両親に許可を申請したことにより、発布されてしまったルールである。 「なぜ禁止なのか?」 一子の問いに、高岡母《おかあさん》は言い放つ。「親が駄目と言ったら、駄目なの...

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自作小説「いじめられない子供」第九話(全九話中)

第九話 クチナシユートピア
 クチナシ市からいじめが消失した。 クチナシ市の子供階級のトップに立つのが紬である以上、いじめの発生は許されぬ不文律が醸成(じょうせい)されていった結果だ。  紬は全く自覚してない。いじめの発生の芽を無自覚の力でねじ潰した。子供たちは自覚のないトップを遠巻きにして従ってい...

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自作小説「いじめられない子供」第八話(全九話中)

第八話 事件の収束とその余波
 騒ぎが大きくなりつつあることに気が付いた畑中(はたなか)先生が、事態収拾のため動こうとした。その時、思わぬところから声があがった。  橋本紬(はしもと つむぎ)だった。紬が新品の「超理解 爬虫類ワールド」を畑中先生に差し出したのだ。「わたしが、返却手続きの終わっていな...

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