みーちゃん ~別れは突然に~
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/04/25 19:58:30
(あれぇ?ここどこ?)
少女が目を覚ましたのは、自分の部屋ではなかった。
何かふわふわとした、丸い物に乗って浮かんでいる。
「おきた?」
足元から声がした。
びっくりした少女は、声がした足元を見た。
そこにいたのは、こっちをじっと見つめている、みーちゃんだった。
「僕を助けてくれてありがとう。...
ああ、
こんなブログに コメントして下さる
皆様方に、
深く深く 感謝いたします。
~猫バカ❤らむ~
(あれぇ?ここどこ?)
少女が目を覚ましたのは、自分の部屋ではなかった。
何かふわふわとした、丸い物に乗って浮かんでいる。
「おきた?」
足元から声がした。
びっくりした少女は、声がした足元を見た。
そこにいたのは、こっちをじっと見つめている、みーちゃんだった。
「僕を助けてくれてありがとう。...
「みーちゃん!なんでいるの?!」
みーちゃんはただただのどを鳴らすばかり。
「どーかしたの?」
一階からお母さんの声がした。
(みーちゃんがいるの、ばれちゃいけない!!)
瞬時にそう思った少女は、
「なんでもなーい!!」
と、叫んでいた。
「そう?それならいいんだけど・・・・・」
ばたばた...
さすがにばれると考えた少女は、元の場所にみーちゃんを置いてこようと思った。
「じゃあね。みーちゃん」
少女は少しのえさを置いて、名残惜しそうに立ち去った。
その背中を、みーちゃんはただただ見つめるだけだった。
その夜、少女は夢を見た。
みーちゃんが走って来て、少女のひざに乗り、
「みゃあ」
と、な...
ある少女が、学校からの帰り道でのらねこに出会った。
いつもなら、そのまま通り過ぎるのだが、少女は立ちどまった。
なぜなら、その猫が、足にけがをしていたからだ。
少女は、その猫を優しく抱きかかえ、家に帰った。
(お母さんに見つからないようにしなくっちゃ。)
猫に温めたミルクをやりながら少女は考えた...
ある所に、双子が生まれた。
目も鼻も口も、すべてがそっくり同じだった。
気味が悪いほどそっくりな双子を、母は、大事に大事に育てた。
~幼少期~
初めてはいはいした日も同じ。
初めて言葉をしゃべった時も同じ。
食べ方も同じ。
しゃべる言葉も同じ。
好きなおもちゃも同じ。
...