スナイパーへのメール(第3話)
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/04/30 12:20:50
鞄から何かの箱を取り出しているようだが、これはいったい?
スコープの倍率を上げて箱の正体を突き止めようとしたが、どうやら弁当かなにからしい。子供に人気の丸い顔をしたキャラクター”おてんきマン”のポーチを取り出したとたん、ターゲットの眉毛が漢字の八の字になってしまった。
ど...
たまに突拍子のないことも書く事がありますがご容赦を
鞄から何かの箱を取り出しているようだが、これはいったい?
スコープの倍率を上げて箱の正体を突き止めようとしたが、どうやら弁当かなにからしい。子供に人気の丸い顔をしたキャラクター”おてんきマン”のポーチを取り出したとたん、ターゲットの眉毛が漢字の八の字になってしまった。
ど...
「帰りに豚コマ300g買ってきて。なければバラでもいいから。それから今日は寄り道しないで帰ってきてね。」・・・なんだこれは。
むむ。おそらくこれはクライアントから送られた暗号に違いない。文体を第3者のように変えたり、ターゲットの容姿を動物に例えたり、命令をあたかも普通のメールのやり取りのように暗号...
私は”超”が飽きるほどつく凄腕スナイパーだ。
ちなみに好きな数字は13。
すでに何人も手にかけてきた実績がある。今、新たなターゲットの狙撃ポイントでタイミングを計っているところだ。
今回のターゲットはとある男。プロはそれ以上のことは聞かないものだ。
仕事はなるべくシンプルに、...
ある下級兵士は国のお姫様を警護していました。
歳はお姫様と同じくらい、小さいころから相談役として、そしてお姫様の警護としての
役目を担い、つかず離れずの生活を送ってきたのです。
王様もこの兵士には、姫が結婚するまではずっと守ってほしいと非常に厚い信頼感を
もっていました。お姫様の方は、この兵士に守っ...