Nicotto Town


今年は感想を書く訓練なのだ


自分の思った事、感じたままを人に伝える事って実は難しい。「なにそんなんで感動するわけ?」って事が往々にして起こりうるからだ。

三輪の山里(その3)

さて、信濃守と文吾丸一行は、鏑川を渡ると山名宿へ続く街道を離れ、片岡丘陵を左手に臨んだ。
ここは山之内上杉家の重臣である、寺尾豊後守の治める地域である。
豊後守の名はその昔、関東管領上杉顕定に時代、上杉家の筆頭重臣の地位である、
家宰職を長尾忠景に与えることの、助言をした事でも知られている。
代々、...

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大切な何か(03)

贅沢な悩み
この物語は、ある男の日記をもとに書かれたものである。
男はこのことについて、露とも知らずにいる。
実はそんな事など、心配する余裕などあろうはずもなかった。男は語り始めた。
きっとそうに違いない、私より辛い人生を送っている人は、世の中に沢山いるはずだ。
しかし、そのはずなのだが、笑顔の数...

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大切な何か(02)

新居
 
ここへきて2晩ほど経つが、昨夜友人が夜中に連絡をくれた。
なんだかやけ酒とか言って、その原因は私のようだが、はっきりと言わない。
恨みだの、つらみだのあったが、少しばかりの慰めの言葉に、胸を詰まらせた。
あれから一週間、今頃になってほんの少し、目尻にじわっと感じた。だいぶ落ち着い...

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大切な何か(01)

老夫婦

今日、私は嘘をついてしまった。
そう、つかずにはいられなかった。
訪問サポートのあいだ、あれこれ世間話をするのだが。タバコが止められない夫とか、濃い味が好みの知人だとか、他愛もない話の内は良かった。
私の話になって子供は居るの?との奥様の質問に、ハイとそっけなく答えた私。
何にも変えられな...

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『曲輪にさく桜』というタイトルで

『曲輪にさく桜』というタイトル
そこで詠んだ犬和歌(犬も食わないというあれ)
戦国時代のお侍さんを偲び、春から秋にかけての物語ふうに詠まれています。
※曲輪とは、土の城の一角で柵や土塁に囲まれています。かなり粗末です。風光る けふのくるわに さくはなよ あらよの武士は なむと思はむはなのみは あすの...

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