Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

柔くしなやかな月の下で

第十章
私が精神を病んだ過去には幾人かの男性が居た。その中で最も心に傷を付けられた相手は一人。当時、私は彼と付き合っていた、筈だった。何度も身体を重ね、「好きだよ」「愛してるよ」と言われ、その言葉達を信じていた。突然、彼と連絡が取れなくなって数年後のある桜の咲き始めた春の夜。彼から久しぶりに連絡が入...

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柔くしなやかな月の下で

第九章
彼は、少し苦笑いしつつ色々と話してくれた。元々はbarで働いていた事、そこで知り合った女性に恋をしていた事、その女性がセックス依存症だった事、そして彼はその女性の性の捌け口にされていた事…。彼は話しながら涙を何度も我慢している様子で、「すみません…お水を頂けますか...

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柔くしなやかな月の下で

第八章
私は取り敢えず、部屋着へと着替える為「着替えて来るね」そう伝えて寝室へと入って行った。壁越しに、「すずさん、何か飲み物入れましょうか?」と尋ねられ、「白湯を入れてくれる?」とお願いした。「分かりました!ケトル使っても大丈夫ですか?」と聞き返され、私は、「大丈夫よ」と答えた。白湯を入れて貰って...

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柔くしなやかな月の下で

第七章
デスクに戻る前に、私はまた珈琲を淹れ仕事へと集中しよと思った。珈琲を淹れながら「リム君…部屋に居てくれてるかな…」なんて事を考えている内に珈琲は淹れ終っていた。私は珈琲片手にデスクへと戻り、ほぼ人の居ない社内で伸びをし、「さて、やりますか」と呟きリム君の事を頭から...

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柔くしなやかな月の下で

第六章
いつもの事だが、午後の仕事へと集中し始めると私はあっという間に17時を廻る頃に、一息つく事が出来る。その間、15時に十分毎の休憩はあるのに、何故か、毎回気が付くと17時なのである。溝口は15時の休憩時には私に声を掛けなかった。溝口なりの優しさなのかもしれないのだが。17時はこの会社の定時でも...

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