Nicotto Town


「時のかけら」


ここは「あき☆元綵」(はじめあき)の気ままなプログです。
趣味である創作活動の小説やアクセサリー作りなどいろいろ呟いてみたいと思います。
更新も不定期ですが、ゆっくりしていってください。
コメントをもらえると大喜びしますので、よろしくお願いします(笑)
伝言板も「伝言板」のカテゴリーに作っておりますので、気楽にどうぞ♡

創作小説「優しい雨」3

優しい雨

第3話

「あれ? 遠山先輩だけ?」 放課後、文芸部の部室で小説をシナリオ用に書きなおしていると、やってきたのは智博だった。「うん。部長は会議みたい」 ふーんとうなずきながら柚莉花の隣にある椅子に座る。 部室に二人きり。無言のまま時間が過ぎていく。 彼の視線を感じてシナリオを書く手が集中...

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創作小説「優しい雨」2

                   優しい雨

第2話

 その日も雨が降っていた。夕刻になり雨脚も強くなった外の景色を、何をするまでもなく眺めていたのだ。 父が亡くなり柚莉花はひとりで別荘に来ていた。 父は名家出身で母との結婚を反対され駆け落ち同然で家を出たという。 今回のことで父の実...

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創作小説「優しい雨」1

現代の恋愛系の短編小説です。連載5回くらいかな?ww

     優しい雨


第1話

 雨が振り出した。本振りになりそうな雨を校舎の窓から眺めている。 教室のある普通棟から離れた特別教室が並ぶ特棟は人の気配もなく、裏山の木々に降り注ぐ雨音が静かに聞こえてくる。「今日は演劇部から客が来るよん」と薄...

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創作小説「魔導士の式典」(3/3最終話)

 「平行世界シリーズ」


        魔導士の式典

『覚えてるか? エイ。前に街で出会った黒髪の女の子』「え?」シーフィラノと共に宮殿を抜け出して街へ出かけたことはいくらかある。その時に会った……?…思い出してみると一人の少女の姿が浮かんだ...

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創作小説「魔導士の式典」(2/3)

 「平行世界シリーズ」

         魔導士の式典

第2話
   案内された部屋には優雅にお茶を楽しんでいた男が一人。「エイーナ!? 久し振りだな。ちょっと見ぬ間に大きくなって」 椅子から立ち上がり歩み寄られてぎゅーっと抱擁された。「伯父上、セリフがもう老けてますよ」「&...

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