浴衣の少女が・・・(よくある怪談)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/08/06 04:17:27
今は昼休みにOLさんが、鳩にバンクズをあげる公園となった場所」に、
10年前までは、県立病院がありました。
戦後に増築を重ねた、一応鉄筋コンクリートの水色の病院でしたが、
くすんで、古色蒼然っというか、なにか、はかなさ、
子供の私にとっては 一種の怖さを感じさせる建物でした。
ある夏の日、この...
よろしく(=^. .^=)ミャー
今は昼休みにOLさんが、鳩にバンクズをあげる公園となった場所」に、
10年前までは、県立病院がありました。
戦後に増築を重ねた、一応鉄筋コンクリートの水色の病院でしたが、
くすんで、古色蒼然っというか、なにか、はかなさ、
子供の私にとっては 一種の怖さを感じさせる建物でした。
ある夏の日、この...
私は、ふと疑問をもった。
小学校のクラスメイト・みどり・・正確には上草翠という、
セミロングでスリムで、ちょっと舌足らずの話かたする
私の同級生は、いたの? ノートを借りたのは、翠なの?・・
お母様にあってみた。小学校時代の大親友だった、
みどり(翠)は本当に実在した・・・でもでも・・
みど...
黒田君の緑沼での溺死は、お酒を飲んでいたこともあり、
県庁内部の問題も、一部地元新聞で憶測記事がながれたものの、
酔って滑って溺死・・・で終わった。
ただ、みどりは行方不明のままだ。
東京・歌舞伎町で、いかがわしい仕事をしているとのウワサもあり、
私は 忸怩(じくじ)たる思いにかられるばかりだ...
黄川田君の電話のように、
そのあと、翠(みどり)のお母さんから電話があった。
そして、刑事さんも訪ねてきた。
TVのドラマと違って刑事さんは2人一組で行動するんだなと変な納得をしたり・・
黒田君は、はっきり言ってどうでもいい。
それよりも、みどりが心配だ。
でも ようとして 2人の行方は不明のま...
新・緑沼を見に行った翌日になる。
午前10時ころだったろうか、電話が鳴った。耳の弱い私は家電とはいえ、会話が苦手だ。
「お~い、小桃だろ~。 オレオレ、黄川田だよ~」
なんとか相手の声が聴こえる。黄川田君?・・小中高と同じ学校だったけど、
同じクラスだったのは1回だけだ。同時の顔は知っている。...