クリスマスにはまだほんの少し早い。けれど、ハロウィンはもうとうに過ぎてしまった。 では、このケーキはいったい……?
小さなケーキ屋に、大きな依頼が舞い込んできた。『イチゴたっぷりの、大きな魔法のケーキが欲しい!』というものだった。字からして子どもの物だったが、手紙...
Cコイン稼ぎか日記か小説か
クリスマスにはまだほんの少し早い。けれど、ハロウィンはもうとうに過ぎてしまった。 では、このケーキはいったい……?
小さなケーキ屋に、大きな依頼が舞い込んできた。『イチゴたっぷりの、大きな魔法のケーキが欲しい!』というものだった。字からして子どもの物だったが、手紙...
「お嬢様……?」「うるさいわね!わかってるわよ!」
バタバタと忙しなく動き回るお嬢様を、呆れた目で追うだけの執事。今は、夜も静まりだす時間だった。 お嬢様は友人のロゼッタとともにバラお屋敷のナイトパーティーに参加してきたのだ。憧れのパーティーと言うこともあって、終始随...
<万華鏡屋 夢売り>「いらっしゃい」
つい立ち寄ってしまった「万華鏡屋」。外の看板にそう書いてあった。ここは「夢売り」という名前の店らしい。しかし、万華鏡専門店なんて初めて入った。この時代でも商いを続けていられるのだから、それなりに収入があるのだろう。 中に入れば、壮年の男が衝立の隙間...