Nicotto Town




【小説】先生を好きになってもいいですか? その⑤


私と水原先生がチョコにえさをあげているころ、美鈴は三上先生に告白されていた。
――――駐車場
ほとんどの先生が帰った後で、駐車場には、三上先生の車しかなかった。
がやがや...さっき、テニスコートで、美鈴が三上先生に呼び出されたことを知っている女の子たちが、のぞき見に来ていた。それに、気付いた三上...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その④


私は美鈴をおいて帰ることにした。帰りぎわ、テニスコートの横の十字塔のそばを通ったとき、十字塔の空洞のところで何かしている水原先生を見かけた。私は水原先生の後ろから声をかけた。「水原先生、なにしているんですか?」水原先生はびっくりして、振り向いた。まるで、いたずらしているのがみつかった子供みたいに「...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その③


放課後私は美鈴に誘われて、テニス部の見学に行った。美鈴は、中野美鈴(なかのみすず)といって私の高1のときからの親友だ。めちゃめちゃ美人で、性格もやさしい自慢の親友だ。美鈴は今までに、いろんな人に告白されてきたけど、いまだに、彼氏いたことないんだよね。そんな美鈴が、三上先生に一目惚れしたらしい。私は...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その②


――――3年の1学期の初日
男子がドアのところに、黒板消しをはさんで、来る先生たちにいたずらをしていた。只今、0勝4敗。一度も成功していない。そんな大昔のいたずらをしている男子がかわいく見えた。つぎは5時限目。世界史の授業だ。先生がドアを開けた。
パコ―――ン!
黒板消しが先生の頭上に直撃した。初...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その①


「水原先生、好きです。」    。    。    。
【先生を好きになってもいいですか?】
私は井上望(いのうえのぞみ)府立K高等学校の3年生。自分で言うのもなんだけど、まあまあ可愛い方だと思う。性格は、平凡かな。でも、やるときはやる女の子だ。そんな私が今日、勇気を振り絞って、水原先生に告白した...

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