ハッピーアイスクリーム~後編~
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/12/09 22:09:45
「きゃははははは!」
それは、お父さんに高い高いをされて笑っている、小さい時の自分だった。
「これ・・・小さい時の・・・私・・・?」
そして、次々と懐かしい思い出の場面が見えた。
4歳の時、始めて大きなパフェを食べたこと。
5歳の時、お兄ちゃんと一緒にお母さんにいたずらをして笑い転げたこ...
気まぐれに、その日の出来事や、感じたこととかを書いていくつもりです。
あと、別のブログで公開していた小説もUPしています。よかったら読んでください。
「きゃははははは!」
それは、お父さんに高い高いをされて笑っている、小さい時の自分だった。
「これ・・・小さい時の・・・私・・・?」
そして、次々と懐かしい思い出の場面が見えた。
4歳の時、始めて大きなパフェを食べたこと。
5歳の時、お兄ちゃんと一緒にお母さんにいたずらをして笑い転げたこ...
歌番組の収録を終わらせた結は、楽屋で座り込んだ。
「はぁ~、何か疲れた・・・。」
「結!ほら何してんだ!?次ドルマガの取材だぞ!急いで着替えろ!」
「ハーイ・・・。」
マネジャーに呼ばれ、しぶしぶ着替えて楽屋を出て、マネジャーの車に乗った。
「ねぇ、荒木さん。今度いつ休み取れるんですか?」
「...
「どーせ私なんか何やったってダメなんだよーだ!」
「叶希!そんなひねくれた態度じゃダメよ!そう思わない?」
「思っているならこんなこと口にしないよ!」
「叶希!」
「フンッ」(バタンッ!)
と、私は怒って部屋の戸を閉めた。
私はイライラしている。勉強が思うようにうまくいかないのだ。やってい...
「ママ、えほんよんで。」
「はいはい、今読んであげるからね。」
夢子は母親の優子に、絵本を読んで欲しいと頼んだ。
「いつもの仔猫ちゃんの本?」
「ウン!パパがくれたこのえほんのねこちゃんだいすき♡」
夢子の大好きな絵本とは、黒い仔猫のココが、満月の夜に散歩をし、月の光から現れたきれい...
恵はおやつにマドレーヌを作っていた。ところが、焼く温度を間違えて、焦がしてしまった。「あっちゃ~、せっかく作ったのに・・・・・・。」 ふと、恵はあの砂時計のことを思い出した。「ま、まさかとは思うけど・・・・・・。」 半信半疑ながらオーブンの前で例の砂時計をひっくり返してみた。 すると、見る見るうち...