第三話:本当の敵、STP団現る
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/06/18 13:32:38
武器を持っていないぴよちゃんの笑顔。けれどてっこちゃんはライフルをぴよちゃんから逸らさない。
「鉄の掟を忘れたわけじゃないわよね」
もう一度念を押すようなぴよちゃんの優しい言葉にてっこちゃんはうなずいた。
「わかってる。でも……」
滑るように近づいたぴよちゃんがてっ...
武器を持っていないぴよちゃんの笑顔。けれどてっこちゃんはライフルをぴよちゃんから逸らさない。
「鉄の掟を忘れたわけじゃないわよね」
もう一度念を押すようなぴよちゃんの優しい言葉にてっこちゃんはうなずいた。
「わかってる。でも……」
滑るように近づいたぴよちゃんがてっ...
てっこちゃんは(可愛い)プロだった。
「前回は小手調べだったのよ。今度こそ外さないわ」
仕事用の服と使い慣れた得物を手にしたてっこちゃんに完遂出来ない仕事はない。
水やり&STP配りで巡回するより簡単だ。
狙われたゆづちゃんもお庭で水やりをしていた。
「あぶない! ゆづちゃん!」
ワカメ...
ワカメちゃんはエスパーだった。
だから何でもビビビっとわかってしまう。
今日のお天気も、にわか雨情報も外れない。
そのワカメちゃんが言った。
「カフ君はイケメンだよ」
だから王冠の似合うカフ君はイケメンなのだった。
だが(可愛い)スナイパーのてっこちゃんが狙うのはイケメン王カフ君ではなく、
ゆ...