海が見えるそこにあなたはいた
潮の香りがするそれはあなたの香りだ
眩しく照り返す夏の光それはあなたの眩しさだ
熱く燃える砂浜に溶け込む裸体が輝く
風が吹く強く絶え間なく
目を細める振り返りざまの笑顔が飛び込む
波の音が聞こえるあなたの声が消される
私は立ち上がり手を振る夏のリズムが聞こえる
光はこれ...
海が見えるそこにあなたはいた
潮の香りがするそれはあなたの香りだ
眩しく照り返す夏の光それはあなたの眩しさだ
熱く燃える砂浜に溶け込む裸体が輝く
風が吹く強く絶え間なく
目を細める振り返りざまの笑顔が飛び込む
波の音が聞こえるあなたの声が消される
私は立ち上がり手を振る夏のリズムが聞こえる
光はこれ...
「大変で~す」と
サンちゃんは一気に水を飲干した
「なな夏子さんが
笑ったんです、声も出ました」
「そうか・・・
私も絵をみてそろそろかなって思っていたんだ」
そう言ってモグラは
笑顔のヴィーナスとハイタッチを交わす
ついでに僕もとビーナスに向かって
タッチのつもりでパーの手を伸ばした
が...
気を使ってくれてありがとう
私は真一をちらっと見て笑った
何かついてる?
彼は右手で頬をそっとなぞった
何やってんだ、おまえ
俺、何も言ってないぞ
店内にBGMがかろやかに流れ
入れたてのコーヒーの香りが漂っている
ここはある大学近くの喫茶店
ガラス張りの大きな窓を通して
行き来をする学生...
それから3年後・・・・
お前何見てんだよ?
さっきから
テーブルに何かついてるの?
同僚のSは言った
俺・・・このテーブルの角にヒザをぶつけたんだ
コーヒーがこぼれそうになった
何言ってんの
変なやつだな
それより明日の休み、何処かへいこうぜ
学生のころ見たく息抜きをしなくちゃ
いい仕事は...
ごめん、まった~
Kが息を切らして走ってきた
連絡もしないで私を20分も待たせるなんて
いい度胸してるじゃん
ちょっとね、緊張してトイレにね・・・
Kは中腰になり座るまねをした
まったく
もう少しましな言い訳をしたら?
それよりどうしたの何その格好
何しょってるの
(まさか大学の勉強道具じ...