treasure of alphabet
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/08/27 02:31:42
倉本優里
高校2年。学年2位の頭脳をもち、教師陣からの信頼も厚い秀才。
高田咲
優里の幼馴染。サッカー部のエース。
市原未来
同じく幼馴染。サッカー部のマネージャーを務める。天然。
柏木竜
不良と呼ばれてしまう心優しき青年。拓馬とは犬猿の仲。
日下拓馬
不良サッ...
むむ(-ω-
むむむΣ(-ω´-
倉本優里
高校2年。学年2位の頭脳をもち、教師陣からの信頼も厚い秀才。
高田咲
優里の幼馴染。サッカー部のエース。
市原未来
同じく幼馴染。サッカー部のマネージャーを務める。天然。
柏木竜
不良と呼ばれてしまう心優しき青年。拓馬とは犬猿の仲。
日下拓馬
不良サッ...
「オッス」
「あぁ、おはよう」
翌日、下駄箱の前で優里と竜が挨拶を交わす。
「咲たちは?朝練か?」
「そう。昨日出てないから咲は体がなまる、未来は昨日の練習把握しなきゃって」
「サッカー部試合近いもんな」
「うん」
会話をしながら、上靴を取り出そうと同時にふたを開ける。
「「…&h...
屋上の扉を開けた五人はそこに突っ立ったまま止まっていた。この鍵もかかっていない誰でも入ることのできる屋上のど真ん中に箱がぽつんと置かれていたからだ。
「…他の人が持って行っちゃう可能性とかは考えなかったのかね、この差出人は」
「まぁ、結果的に持っていかれてはいないんだからいんじゃね?」...
「はい来たー。なんやねんこれ!腹筋、背筋ときてなんで次は縄跳び!?おかしいやろ!!」
優里たちは第一関門を通過し、予測した体育館裏に来ていた。そこにあった箱を開けると縄跳びを1000回飛べという紙のほか、もう一枚の紙とご丁寧に縄跳びが入っていた。
「いいからつべこべ言ってねーでさっさと飛べよ」
「は...
「…何、これ」
世間では初秋といっても9月の関東は暑い。
2時限目に体育が終わり、まとわりつく制服をパタパタと動かすことで心ばかりの風を制服の中に送りながら一番に教室に戻ると、机の上に先程まではなかった紙切れがおいてあった。
「私の机はごみ箱じゃないんですけどー」
眉間にしわを寄せた倉...