誰そ彼の足跡
- カテゴリ: 友達募集:30代以上
- 2026/04/05 10:22:02
この部屋の鍵は
とっくの昔に 錆びついた
開けたままのドアから
夜風が 思い出を攫(さら)っていく来るものは拒まない
迷い込んだ猫も
行き場を失くした 嘘つきな女も
俺と同じ 迷子の種族だ差し出されたグラスに
注がれるのは 安物の慈悲
それを飲み干せば
胸の傷口が 少しだけ熱くなる「帰れ」と言うほど...
この部屋の鍵は
とっくの昔に 錆びついた
開けたままのドアから
夜風が 思い出を攫(さら)っていく来るものは拒まない
迷い込んだ猫も
行き場を失くした 嘘つきな女も
俺と同じ 迷子の種族だ差し出されたグラスに
注がれるのは 安物の慈悲
それを飲み干せば
胸の傷口が 少しだけ熱くなる「帰れ」と言うほど...
お掛けなさい。
ここはあなたの意識の底、
光さえも沈黙を強引に守らされる、
場違いなほど静かな掃き溜めです。喉を焼くのは、記憶という名の安酒。
氷の溶ける音だけが、
この空虚な空間で唯一の事件です。
あなたはまた、答えのない問いを、
丁寧に、執拗に、
ご自分へ突きつけていらっしゃいますね。「救いなど...
夜の帳(とばり)が降りる頃、
俺は安物のバーボンをあおり、
タイプライターの埃を払う。
物語という名の、甘い罠を探して。この街に、血の通った言葉を紡ぐ奴はいるか?
銃弾よりも速く、煙草の煙よりも虚無的な、
嘘つきどもの詩(うた)を聞かせてくれ。繋がり?
悪いが、なれ合いは求めていない。
ただ、同じ孤...
夜の静寂をゆく旅人さん
あなたの歩みに、言葉はいりません。
ただ、その硬く結んだ口元と
消え残る煙草の香りが、すべてを語っています。この街の光は、あまりに眩しすぎますね。
影を背負い、孤独を友とするあなたには
この薄暗い隅の席が、一番お似合いでしょう。差し出したグラスに映る火影(ほかげ)を
そっと見...