拝啓。おまえの書く詩は、まるで泥水に浮いた油のシミのようだ。
美しく光るつもりで、ただ周りを不快にさせている。
なぜ気づかないのか。
いや、気づいていて溺れているのだろう。
その哀れな自己陶酔の姿が、僕をひどく苛立たせるのだ。恥ずべき自惚れ言葉の安売り
悲しみという言葉を軽々しく使うな。
おまえの涙...
拝啓。おまえの書く詩は、まるで泥水に浮いた油のシミのようだ。
美しく光るつもりで、ただ周りを不快にさせている。
なぜ気づかないのか。
いや、気づいていて溺れているのだろう。
その哀れな自己陶酔の姿が、僕をひどく苛立たせるのだ。恥ずべき自惚れ言葉の安売り
悲しみという言葉を軽々しく使うな。
おまえの涙...
私たちは、古いお城の、
ひび割れた大理石の床の上で、
いまも、ステップを踏み続けているのです。
ドレスの裾は、とっくに泥にまみれ、
胸元のエメラルドは、偽物へとすり替わってしまいました。けれど、私たちの背筋だけは、
決して、曲げるわけにはまいりません。トマーシュ、あなたというお方は、
私のこの、最後...
僕は、やっぱり、だめな男でした。
神様からいただいた大切な命を、
おもちゃのように、お部屋の隅でいじくりまわし、
とうとう、壊してしまったのです。世間の皆様の、あの、正しい足音が聞こえます。
「しっかりおしよ」と、
路地裏の泥水のなかから、
誰かの、冷たい声が聞こえます。ああ、ごめんなさい。
僕は、...
ああ、重い、重い。
世間の皆様の、あの、生真面目な顔。
義務だの、愛国だの、お説教だの。
僕の耳には、それらがすべて、
どろどろに煮詰まった、お汁粉のようにしか聞こえない。僕は、すっかり、疲れ果ててしまいました。僕の頭のなかは、空っぽなのです。
からからに乾いた、風船なのです。
ちょっと、お嬢さんが...
お前が夜な夜な紡ぎ出す、きらびやかな言葉の数々。
「魂の叫び」とやらを、俺はただ無表情に見つめている。
だが、そこには現実を生き抜いた人間の血も、汗も、泥もない。
ただの、中身のない文字の骸が並んでいるだけだ。お前の浅い感傷に、付き合う義理はどこにもない。
その薄っぺらい詩で、他人の貴重な時間を奪え...