1本 2本 3本
キャンドルスタンドの炎が揺れる
部屋の中を帆の明るくして
じっと見つめられながら
その身を溶かす
あの時にはあなたがいた
二人で見るキャンドルの明かり
あの時はもっと明るかった
あなたがいただけで
暗闇も消えた
今 これを見るのは私一人
ど...
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1本 2本 3本
キャンドルスタンドの炎が揺れる
部屋の中を帆の明るくして
じっと見つめられながら
その身を溶かす
あの時にはあなたがいた
二人で見るキャンドルの明かり
あの時はもっと明るかった
あなたがいただけで
暗闇も消えた
今 これを見るのは私一人
ど...
冬の朝
雨が降る
ガラスをぬらす
水溜りの音
傘を跳ね返す音
大きな傘を買った
二人で入るほど大きい
今はもう
一人でさすから
そんなに大きな傘はいらない
寒いからブーツを履いた
あなたはいつもブーツ姿を褒めてくれた
なぜだろう
私の前の人もそうだったのか
...
明日も寒いらしい
天気予報が話している
いつになったら暖かくなるのか
余り早くても
季節感が狂うかも
手紙を書いた
何年ぶりのことだろう
ポストに入れた
音もなく吸い込まれた
もう取り出せない
あなたへの別れの言葉は
だった五文字
ありがとう
それだけ
あ...
新年
太陽が昇る
昨日は過去に
明日は未来に
今日はいったいなんだろう
新しいとはどんな事だろう
昨日までの自分を振り返る
何も変わった事はない
去年はあなたから電話が来たけど
今年はない
別れて半月
まだ受け入れがたい
携帯がなるかもしれない
それは知ら...
秋風が北風に変わった
コートの襟を立てて歩く人たち
一瞬風花がまう
今年もそんな季節か
ストールを巻き直す
あれは事実だったんだろうか
あなたと出会ったことが
そのその時をたぐり寄せてみる
なんということもない出来事
あなたが道を聞いた
同じ方向なので送って...