Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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草笛

過ぎて行く季節の中で
いとおしかった心の中で
響いてくるのは遠い草笛の音
かすかに聞こえているそれは
やがて消えていくのだろう


遠い山里を歩けば
あなたが吹く草笛の音色
私にはできなかった
でもあなたは笑顔でいた
寄り添う二人がそこにはいた


できないことは仕方がない
そう 草笛のように
ほほ...

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深夜のドライブ

金曜日の夜になると
まだ思い出す夜のドライブ
あなたが部屋まで来ることはない
待ち合わせの時間まで私が待っている
たとえ寒い夜でも


そして滑るように走りだす
どこへ行くの
そんな言葉さえかけずに
真っ暗な道を走っていく
灯りは対向車のそれと点在する電柱だけ


前しか見ないあなた
言葉もなく 音...

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ぬくもり

恋していたのだろうか
愛していたのだろうか
心の中に問うてみるけど
こだまが返ってくるだけ
それは本当だったのだろうか


まるでもう一人の自分がいるように
外から自分を眺めていた
一人遊びと知っていたのだろうか
間違いに気付かなかったのか
答えは誰も知らない


もっとあなたを引き止めておければ
...

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道を辿って

「ここをこう曲がってあそこに行ったら…」
「わかんない」
だからあのお店を右に曲がってその先の交差点を…」
「わかんないったら!」
「ダメだなぁ。一人で来られるの?」
「一緒に来てよ」


本当は一人でも来られた
ただあなたに甘えたかった
一緒じゃないと寂しかった
腕をか...

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芽吹

あの日もこんな朝だったね
君がうつむいていたのも
どうしてなのか僕は知っている
きみの心に彼しか見えない
彼が行ってしまった後でも


何も言ってあげられなかったね
傷はまだ深いから
そっとしてあげたかった
一人にはできな思ったけど
一人の時間が欲しかったんだね


今日みたいな寒い朝
君の心も冷え...

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