月は嗤い、雨は啼く 第二十章
- カテゴリ: 自作小説
- 2024/02/10 01:19:24
第二十章
いつもとは違い何故かすっきりと目覚めた朝、私は気分が良かった。私が「性嫌悪症」と言う病気に納得したからだろう。朝から私の好きな事をして過ごしていた。彼からの「おはよう!大好きだよ!」と言うdmに「私も大好きだよ!」そう返事をし、今夜にでも私の「性嫌悪症」の事を伝えようと考えながら煙草に火を...
精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><
第二十章
いつもとは違い何故かすっきりと目覚めた朝、私は気分が良かった。私が「性嫌悪症」と言う病気に納得したからだろう。朝から私の好きな事をして過ごしていた。彼からの「おはよう!大好きだよ!」と言うdmに「私も大好きだよ!」そう返事をし、今夜にでも私の「性嫌悪症」の事を伝えようと考えながら煙草に火を...
第十九章
瑞希と「恋人」になってから、二ヶ月が過ぎようとしていた。彼は変わりなく、私に愛情を伝えてくれている。そんな彼に対し、有難い気持ちで精一杯の私だ。彼とはすんなりと時間が進む様に感じる。「心地良い」と言った方が合っているだろうか。私はいつもの日常を送ってはいたものの、どこかしらで彼の存在が「安...
第十八章
翌日の朝、私はいつもの様に気怠く起き、携帯へと目を通してみる事にした。きっと、瑞希からの連絡はないだろうに。そんな私の思考とは相反する様に、瑞希からのdmが来ていた事に驚いていた。彼は私よりもずっと早起きし、「おはよう陽菜!大好きだよ!」そう伝えてくれていたのだ。「恋人ごっこ」をしていた時...
第十七章
彼に嘘を吐きながら「さよなら」を伝えてから、どの位の時間が経っただろう。季節は何度も何度も巡り、桜の咲く時期になっていた。インスタを見る事も減り、私はすっかりと「孤独感」にも慣れ、今ではすっかり「独り」の時間も楽しめる様になりつつあった。そんな頃、数年ぶりに「恋人ごっこ」をしていた彼からの...
第十六章
彼と私との間に生まれた「恋人ごっこ」は何故かしら順調だった。私の中では既に気持ち等無く、只の「恋人ごっこ」だったのだが、彼の中ではどこかしら気持ちが私に向いている様にも思えた。何時彼に対して「この関係を終わりにしよう」そう伝えようか迷い、なかなか言い出せずにいた頃、唐突に彼に「俺ね、きっと...