1、再会
俺が彼女と知り合ったのは、もうかれこれ5年になる。
俺がハタチの頃、コンビニでバイトをしていた時の同僚だった。
彼女は看護学校に通っていて、俺はその店のフリーターだった。
俺は深夜の時間帯を勤務し、彼女は早朝6時にやってきて朝の2時間を通学前に勤務していた。
...
猫はただ、風に吹かれながらひまわりの花を観ていました。
まるで懐かしいぬくもりを思い出しているかのように。
1、再会
俺が彼女と知り合ったのは、もうかれこれ5年になる。
俺がハタチの頃、コンビニでバイトをしていた時の同僚だった。
彼女は看護学校に通っていて、俺はその店のフリーターだった。
俺は深夜の時間帯を勤務し、彼女は早朝6時にやってきて朝の2時間を通学前に勤務していた。
...
さて、一応結末を迎えた「春への幻想」だけど
続編を予定しております。。。
明日UPしようと思ってます。
お暇だったら読んでいただき、笑ってやってください。
3、幻想
女性は私に声をかけてきた。
「こんばんは。」
私は驚いた表情を取り繕いながら、挨拶を交わすことになった。
「こんばんは。」
その女性は、笑顔で私に話しかけてくれた。
「何をされているの?。」
当然、死のうと思って来たとは言えるはずもなか...
2、猫
3年前、私はこの河川敷に猫を埋めた。
その猫は、私と半年間一緒に暮らした。
私はある雨の晩、彼女と出会った。
私の住むマンションと隣の家の間で、白い小さな命が鳴いていた。
仔猫だった彼女はお腹が空いていたのか、私が与えた餌を涙を流しながら食べた。
後でわか...
1、川に来た理由
何となく生暖かい風が吹いていた。
この川の土手には、レンゲが一面に生えていて、今にも咲き出しそうにつぼみを膨らませていた。
時間はもうすぐ24時になろうとしている。
月も出てない真っ暗なはずの夜だが、何となく薄明るい気がする夜。
全てを失ってしまったと...