Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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小さな列車に揺られて
小さな旅に出る
行くあてもないままに
心が飛んでいく行先には
あなたの心が待っている


待っているなんで嘘
本当は遠くに行ってしまった
私の手の届かない所に
列車では追いつかない所に
そこはどこだと言うの


時折止まる小さな駅には
乗り込む人などいなくて
さみしげに扉が閉ま...

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追いかけて

追いかけたかった
追いすがりたかった
でももう追いつけない
過ぎてしまった季節と
去りゆくあなたの姿


あれが同情なんて思いたくなかった
たとえその時の私が
悲しみに暮れていたとしても
包んでくれたあなたの背中が
いつの間にか暖かかった


でもあなたの優しさは
私のものじゃなかった
ただ側にいた...

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佇む影

今日は昨日よりも太陽が熱くて
でもそよ吹く風は涼しげで
木々の下には黒く影が出来て
暑さから逃れるように休む鳥達
これからどこへ行くと言うの


今日は昨日より心が落ちて
日向を歩く気もしなくて
立ち止まって道行く人を眺めて
ため息をつくばかり
その息はどこに行くの


もう帰れない道だと知っていた...

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春の日に

眩しい春の光を浴びて
草むらに寝転んで
黙ったまま目を閉じる
そこには永遠の時間があった


繋がっているのは手だけだけど
心はもっとつながっている
手から流れて行く想いが
音を立てているような気がする


やがてあなたは眠ってしまう
気持ちのいい風を受けて
私の胸の音は聞こえるの
何の夢を見ている...

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バースディ

今日はあなたの誕生日
でもいつも帰りが遅くて
私が部屋にいるなんて
知っているのか いないのか


ケーキを持って来たのよ
手作りじゃないけど
キャンドルも立ててあるのよ
年の数だけじゃないけど


プレゼントは悩んだの
「何が欲しい?」って聞いたのに
「俺の欲しいものでいいよ」なんて
何をあげたら...

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