2015.7.11.夏の歌声
- カテゴリ: 日記
- 2015/07/12 05:56:47
眩しい光
照り返し
聳える木立の
間から
連なる蝉の
重なった
響きに乗せて
季節を思う
眩しい光
照り返し
聳える木立の
間から
連なる蝉の
重なった
響きに乗せて
季節を思う
ほっと一息
忙しさ抜けた
リズムの足取り
通りを抜けて
少し寄り道
月替わり
屋台を覗いて
お買い物
気紛れお天気
濡れた傘
いつしか乾いて
冷気が満ちる
蛙の歌が
いつまでも
響いて渡る
澄んだ夜
夜半の窓の
向こう側
ばらりばらりと
雫が落ちる
ざあざあ降りの
冷気と共に
語る天気が
更けていく
当たり前のように
通い慣れた道
不意に訪れた
動くもののない一瞬
途切れた音は
短くも長く
広がる空の向こうへ
意識を届けていく