Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


お気入りの設定を表示しない。
お友達の設定を表示しない。

悲しみの湖面

結んでいた手を離したのは
私からだったろうか
あなただったのか
もう肩よせ合うこともなくなって


いつからだったろうか
目を合わせて話さなくなったのは
気が付いていたけれど
認めたくなかった


うつむいて座っている私を
何も言わずに外を見ていたあなた
時間が長く感じるなんて
こんな時がくるなんて...

>> 続きを読む


雑踏の中で

雑踏の中を歩いても
行く人々が風景に見える
見ているのか 見えてないのか
分からない街の中
季節の風を受けながら


こんな匂いの中で
歩いていた二人
それもまた人には
風景に見えたのだろうか
もうそんなことはどうでもいい


どこまで思い出を追うのだろう
遠い彼方に飛ばしたいのに
二人つないだ手が...

>> 続きを読む


心の行方

こんにちは 今日の私
どんな顔をしているの
何を考えているの
どこに行こうというの
何を持っていこうというの


覗きこむのは誰
化粧さえ忘れた顔
行ってしまった彼のこと
あのスタートラインに
思い出の詰まったトランクを持って


問いかけるのは誰
悲しみさえ忘れた顔
一人残された私のこと
行方わえ...

>> 続きを読む


空の暗さに

あなたに会いたくなるこんな夜は
長くて 淋しくて
ベランダに出て見る空も
涙を流したように星も出ない


ただ立ち止まることしかできなかった
お互い立ちつくしたままで
向かい合っていても心は
固く閉ざしていたのだろう


もう会えなくなることを知っていたら
もっとわがままを言うんだった
もっと泣いた...

>> 続きを読む


合鍵

「返して」と言われなかったあなたの部屋の鍵を
手のひらに握りしめて
頬杖ついて
私は何を考えているのか


「返して」と言わなかった私の部屋の鍵を
あなたはどうしたことだろう
ホルダーにとめたそれを
見てはなんのものかと考えるのか


いつもあなたの部屋で私の部屋で
笑って 泣いて 怒って  謝って...

>> 続きを読む





月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.