昼下がりのカフェで
道行く人を眺めて
そよ吹く風が
本のページをはらはらとめくる
読むことも忘れて
部屋に忘れられた本
あなたの香りがする
それはもう消えたけれど
私には分かる
抱き会ったあの日のままに
並木の葉はまだ
散る季節は来ないけれど
もうすぐ来るだろう
人の足をカサカサならす時が
...
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昼下がりのカフェで
道行く人を眺めて
そよ吹く風が
本のページをはらはらとめくる
読むことも忘れて
部屋に忘れられた本
あなたの香りがする
それはもう消えたけれど
私には分かる
抱き会ったあの日のままに
並木の葉はまだ
散る季節は来ないけれど
もうすぐ来るだろう
人の足をカサカサならす時が
...
本当はあなたは
彼女が好きなんだわ
分かっているの
私といる時間が
もしかして辛いってこと
彼女には彼がいるの
でもあなたは彼女が好きなんだわ
いつも目で追ってばかり
私があなたを想うように
あなたの恋も一人なんだわ
一緒にいる時は それなりに
気を使ってくれるけど
それが苦しいことくらい...
「あのさ…」で始まったあなたの言葉
暗く 深く突き刺さって
私の心が血を流した
ピリオドを打つには「ごめんな」なんて
あまりに軽すぎる
今までの私は何だったの
あなたを苦しめただけなの
どこが悪かったのか言って
もう取り返せないあなただけど
その存在だけが真実だった
もう何も見...
夜の風が涼しくなった公園で
音楽を聴きながら
あなたの好きだったあの曲は
なんていうタイトルだったろう
歌手は知っているけれど
あの頃はそればかりを聞いていた
二人ドライブする時も
部屋で一人いる時も
出かける街の中でも
でも どこにいったんだろう
悲しい曲だった
切なさがこみあげてくる
そ...
悲しいラブソングか
並べられたCDを聞きながら
頭の中を空にしたつもりでも
浮かんでくる
あの日の二人のこと
絡めあったその手が
いつしか離れて
歩みもそろわなくなって
言葉も少なくなって
愛を探しあった二人
もしかしたら こんな日が
来ることを予感していたのかもしれない
でも見るのが怖くて...