【小説】紫翼のジーナ~12~
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/11/23 18:49:07
『紫翼のジーナ』5-④話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
ジーナは唯一動く左手をかざし防御の姿勢をとった。それが、まったく無意味だと判っていたが無意識に動いた。
今度こそマズいかと嫌な考えが頭をよぎった瞬間、動かした左手が誰かにぐいっと引っ張られた。
引っ張られたと同時に〈念〉によって封じられ...
『紫翼のジーナ』5-④話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
ジーナは唯一動く左手をかざし防御の姿勢をとった。それが、まったく無意味だと判っていたが無意識に動いた。
今度こそマズいかと嫌な考えが頭をよぎった瞬間、動かした左手が誰かにぐいっと引っ張られた。
引っ張られたと同時に〈念〉によって封じられ...
『紫翼のジーナ』5-③話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
その頃、リンはひざをついた四つんばいで地面を進みながら
「核羽ちゃんや~い。どこですか~」と
真剣なんだか、不真面目なのかわからない口調でウロウロしていた。そして、
「青い羽ねぇ。あの時、どうも見た記憶があるような、無いような&helli...
『紫翼のジーナ』5-②話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
クロストは薬草の籠をリンに渡して言った。
「もう少し、積んでおいてくれ。私は先に戻る」
リンはそれはもうあからさまに嫌な顔をして、えーと抗議したが、リンの左手に薬草の入った籠を残して、クロストはさっさと家路についてしまった。
結局、ぶつ...
『紫翼のジーナ』5-①話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
綿でできた柔らかなシャツと動きやすいパンツを履き、小さいバックを荷台にのせた若者がエアー・スクーターで滑走していた。
行き先はシアナ族の住む女神の湖と呼ばれる場所。
若者の名前はジーナ・トロワブル。紫翼を持つ翼人族で現在は片翼が無い。しか...
友人について書こうと思ったとき、大学時代のとある後輩を思いついた。
名前はS子としておこう。
S子はタバコは吸う、パチンコする、借金ある(貧乏)、授業サボルといった感じ。
胸もペッタンコで、小便に行っても男よりも早く出てきます。
表面上はサバサバしていて、物事に達観している節がありました。
『男...