硝子のコートと影のワルツ
- カテゴリ: ココロとカラダ
- 2026/06/11 17:41:13
視線は、時に鋭い弾丸のよう。
向けられるだけで、皮膚が焦げる感覚。
あなたが心のドアを固く閉ざすのは、
自分という名の、大切な街を守るためです。人と関わることは、嵐の海を泳ぐこと。
波にのまれる恐怖を知るあなたこそ、
本当の「静けさ」の価値を知る人。
逃げることは、敗北ではありません。
それは、次の...
視線は、時に鋭い弾丸のよう。
向けられるだけで、皮膚が焦げる感覚。
あなたが心のドアを固く閉ざすのは、
自分という名の、大切な街を守るためです。人と関わることは、嵐の海を泳ぐこと。
波にのまれる恐怖を知るあなたこそ、
本当の「静けさ」の価値を知る人。
逃げることは、敗北ではありません。
それは、次の...
うす桃色の風が 街をすぎてゆくのに
わたしは ちいさな部屋のなかにいて
カーテンのすきまから
ただ 雲のゆくえを眺めていただれかの呼ぶ声が きこえたような気がして
ふいに 胸がせつなく つめたくなる
ひとつの視線が ガラスの破片のように
わたしのやわらかな時間を 傷つけるからそっと 扉を閉めておこう...
冷たい風が わたつてゆく
木々の梢を ふるはせながら
静かな湖畔の 水のうえに
あをい夕暮れが おちてくる大きな三日月が 映る水面は
まるで 硝子の鏡のやうに
ぼくたちの 遠いおもひでの
すべてを じつと みつめてゐるきみは どこかで きいてゐるだらうか
この さびしい 風のうたを
ぼくの こころの...
しずかな夕暮れの 風のなかに
ぼくらは み失った森をさがしてゐた
梢のあいだから こぼれる光は
淡いみどり色の つめたい涙のやうにかすかなせせらぎが 歌をうたってゐる
むかし誰かが 忘れていった古い歌を
きみは耳をすまし 優しくほほえむけれど
そのかげは もう夕闇に溶けはじめてゐるすべては うたかた...
風のわたる 森のほとりで
ぼくはひとりで ゆめをみてゐた
とほい空から はこばれてきた
あはいいろの ひかりのつぶらおとづれるもの みな いそがなく
きえてゆくもの みな うたかたの
こころのしづくが 水面(みなも)にゆれて
せつないひびきを かなでてゐるきみのわらひごえが きこえるやうな
きみのさ...